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こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です
この記事では、Canonのエントリークラスの一眼レフを紹介します。
初めてデジタル一眼レフを買う時、Canonの一眼レフをチェックする方は多いでしょう。
「デジタル一眼レフ = Canon」のイメージがありますし、実際ラインアップも豊富です。
ですが、数多い中から1つを選ぶのは大変な作業でもあります。
初心者さんであれば、何が違うのか分からないことも多いでしょう。
ここでは、Canonのエントリークラス一眼レフに絞って機能や特徴を紹介します。
この記事では、2022年4月現在の現行機種(EOS Kiss X10、X10i、X90)と旧機種(EOS KissX9i、EOS 9000D)を紹介しています。
キヤノンのエントリークラス一眼レフは以下のラインアップ。
初心者向け一眼レフで5機種は多いですよね。
5機種でフルラインアップのメーカーだってあるだろうに、、
Canonのエントリークラス一眼レフは大きく分けて2種類です。
ファミリー向けの「EOS Kiss」とプレミアムエントリーの「EOS 9000D」です。
ファミリー向けデジタル一眼レフとして抜群の知名度を持つEOS Kiss。
2021年5月現在、最上位機のX10i・小型軽量なX10・ボトムモデルのX90の3機種と、旧モデルのX9iが併売されています。
ファミリー用途で使いそうな機能をまとめました。
X10i | X9i | X10 | X90 | |
画素数 | 2410万画素 DIGIC 8 | 2420万画素 DIGIC 7 | 2410万画素 DIGIC 8 | 2410万画素 DIGIC 4+ |
デュアルピクセルCMOS AF | 〇 | 〇 | 〇 | × |
AF測距点 | 45 | 45 | 9 | 9 |
瞳 オートフォーカス | 〇 | × | 〇 | × |
連写コマ数/秒 | 7 | 6 | 5 | 3 |
常用ISO感度 | 100〜25600 | 100〜25600 | 100〜25600 | 100〜6400 |
背面液晶 | バリアングル | バリアングル | バリアングル | 固定 |
タッチシャッター | 〇 | 〇 | 〇 | × |
動画機能 | FHD 60p | FHD 60p | FHD 60p | FHD 30p |
4K動画 | 〇 | × | 〇 | × |
WiFi | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | × |
重さ | 約515g | 約532g | 約449g | 約475g |
画素数の下に書いてあるDIGICとは映像エンジンです。
数字が大きい方が最新の処理エンジンで高性能です。
デュアルピクセルCMOS AF は、キヤノン独自のライブビュー時のオートフォーカス技術。
ざっくり言うと画素のひとつひとつがAFセンサーとして機能するということで、要は素早くピントを合わせますってことですね。
動画撮影の機能も充実しています。
EOS Kiss全機種でフルHDの動画撮影に対応、X10i、X10、X9iは4K動画にも対応しています。
多くの機種がバリアングル液晶を採用しています。
自撮りなどの動画撮影のニーズにもキッチリ対応していますね。
キヤノンの一眼レフの基本性能をまとめてみましょう。
EOS Kiss の基本性能
EOS Kiss X10と上位機種のX10iは最新の画像処理エンジンDIGIC8を搭載し、「4K動画」「瞳オートフォーカス」に対応しています。
今後リリースされる機種はこれらの対応状況で上位下位の住み分けがされそうですね。
▶︎ キヤノンのEOS Kissスペシャルサイトにさらに詳しい比較表があります。
EOS Kiss X10iは、2022年4月現在時点の最新機種です。
旅行や子供の写真がメインになるファミリーモデルにおいて、X10iには必要な機能は全て揃っています。
2420万画素でオートフォーカスの測距点(ピピって表示される枠です)が45点もあれば、不満を感じることはないでしょう。
後ほど紹介するX10と名前も見た目もほぼ同じですが、X10iの方が高性能です。
ですが、初心者さんやファミリーユーザーの「使いたい」「便利な機能」においてX10iとX10に大きな性能差はなく、カメラ趣味の中級者以上が好む性能が充実しています。
先程まとめた基本性能にEOS Kiss X10iでプラスされている要素は、
オートフォカースの測距点45点は、中級機のEOS 90Dと同等性能です。
ライブビュー(背面液晶を見ながらの撮影)でも瞳AFに対応するのも便利なポイントですね。
連写性能も毎秒7コマと一般の使用では十分な連写性能です。
撮影可能枚数もX10の600枚から800枚にアップ、家族で出かける時に枚数を気にせずガンガン撮れそうですね。
X10iには「サブ電子ダイヤル」と「AFオンボタン」が装備されています。
何のことかわかりません
これです。見たことありませんか?
サブ電子ダイヤルは、クルクルと回して絞りや露出を変更できるダイヤルです。
AFオンボタンは、押し込むことでAFを動作できるボタンです。
右手の親指で操作することから「親指AF」なんて言われています。
いずれも中級機以上の一眼レフに装備されていた機能が EOS Kissに初めて搭載されました。
初心者さんは使いきれない機能かもしれませんね。
X10iを使う方は、長く使うことを前提に多くの機能を試してみるとよさそうです。
X9iは、X10iの旧モデル。
現行のライアップでは選びにくい機種かもしれません。
X9i単体で見ると十分に感じますが、最新機種と比較すると見劣りする部分もあります。
また、X9iを実際に手に取るとわかりますが、EOS Kissとしては大柄なカメラです。
グリップもしっかりして重量感もあるので、X9iが気になる方は一度実機を触ってみた方がよいと思います。
画像引用:Canon製品サイト
X10は2019年発売のEOS Kiss 標準モデルです。
最上位機種 X10iの下位モデルの位置付けですが、ファミリーユーザーに不足のない機能が揃っています。
X10の特徴を紹介しましょう。
特に便利なのが撮影をアシストする機能です。
ビジュアルガイドは、写真やイラストで表示される説明画面がカメラ操作をサポートしてくれます。
カメラ操作に慣れていない方には嬉しい機能ですよね。
クリエイティブアシストは、「背景のぼかし」「明るさ」「コントラスト」などを直感的に操作できる機能です。
背景をぼかしたい時は、「ぼかす〜くっきり」といった設定をします。明るさを変えたい時は「暗く〜明るく」といった具合です。
スマホアプリを使っている感覚でわかりやすいですね
写真の解像感やノイズ処理、オートフォーカス性能といったカメラの根本的な性能です。
これは最新型であるほど快適と考えて良いと思います。
最上位機X10iと同じ画像処理エンジンです。
RAWデータを軽量化する「C-RAW」に対応しています。
従来方式では、RAWデータを軽量化する場合、画素数を縮小していました。C-RAWでは画素数はそのままにデータのみを軽量化しています。
技術的な部分はよくわからないですが、データが軽くなるってことですね。
EOS KissユーザーがRAWデータに強烈なこだわりがあるかな?とも思いますが、データが軽いのはPC等でRAWデータを管理する時に助かりますね。
構図内に人物が入ると、瞳部分を自動検出してピントを合わせてくれる機能です。
Canonのミラーレス一眼 EOS Kiss M にも搭載されています。
タッチ操作と組合せて使うと便利な機能ですね。
手前側の瞳、奥側の瞳をタッチ操作で選びながら撮影すれば奥行きのある写真が撮れそうです。
自動追尾もしてくれるので、子供たちの写真を撮る時に活躍してくれそうな機能ですね。
動画はFHDと4K動画にも対応しています。静止画の切り出しも可能です。
ただし、画面中央800万画素部分を切り出すので、写真撮影する時の画角とはかなり変わります。
それでも毎秒25コマを一気に撮影して、後から写真を切り出せるのは便利です。
800万画素の画質は、ブログやWEB掲載であれば全く問題ないですし、L版プリントには十分耐えられます。
X10は現行のEOS Kissシリーズで、唯一カラーバリエーションのある機種です。
ブラック・ホワイト・シルバーの3色で展開しています。
X90は入門機という位置付けです。
Wi-Fi、NFCに対応しており、撮影した写真をスマホなどに転送することが可能です。
ですが、X10がお手頃価格で高性能なので、X90を積極的に選ぶ理由がないと思います。
タッチパネルに非対応なのは、ちょっと使いづらいですね。
X90は、入門機というより廉価版と言った方がよいと思います。
X10とX90の価格差は1.3万円程度。(2022年4月のレンズキットの価格)
安く購入することが最重要であればX90でも良いですが、X10との性能差は価格差よりも大きいと思います。
キヤノンのもう一つのエントリーモデルがEOS 9000Dです。
EOS 9000Dはプレミアムエントリーモデルという位置付けで、Kissシリーズよりも上位機となっています。
2017年の発売当初はプレミアム感もありましたが、現在ではEOS Kiss X10iに基本性能で抜かれてしまいました。
X10i | EOS 9000D | |
画素数 | 2410万画素 DIGIC 8 | 2420万画素 DIGIC 7 |
AF測距点 | 45 | 45 |
連写コマ数 | 7 | 6 |
背面液晶 | バリアングル | バリアングル |
タッチシャッター | 〇 | 〇 |
動画機能 | 4K対応 | FHD 60p |
WiFi・NFC | 〇 | 〇 |
Bluetooth | 〇 | 〇 |
重さ(本体) | 約515g | 約540g |
でもね、一応違いはあるのですよ。それは仕様ではわかりにくい部分です。
9000Dにはボディの上面に液晶パネルがあります。
これはKissシリーズにはなく、基本的には中級機以上に搭載されるものです。
EOS Kissとの違いはこの程度になってしまいました、、
現在、9000Dのスペック的な優位性はなく、中級機っぽい雰囲気がEOS Kissとの違いかなと思います。
サブ電子ダイヤルなど「エントリーモデルとは違う機能」もありますが、それらもX10iに搭載されたことで、9000Dのプレミアム感はさらに薄れた印象です。
単純な性能を比較すれば、X10iの方が優れています。
でも、比較したくなるのはそれ以外の要素があるからですよね。
上記の項目に魅力を感じる方は、X10を選んだ方が楽しめるでしょう。
よりハイスペックな部分に惹かれる方はX10iを選んだ方が満足度が高いと思います。
但し、価格は大きく違うので注意が必要です。
EOS Kiss X10 約9.5万円
EOS Kiss X10i 約13万円
(いずれもダブルズームキット、2022年4月現在の価格.comより)
金額と性能の差を納得できるかが判断の目安になりそうですね。
X9iは旧最上位機種、X10は現行の標準モデルです。
この2機種を比較する方もいるでしょう。
AFや連写性能ではX9iの方が優れています。
X10は、初心者さん向けの機能が充実しており、動画性能も優れています。
X10とX9iの価格差は1万円ほど。X9iは安く買うメリットも感じにくいです。
個人的にはX10を推します!
使いやすくバランスの良いX10がおすすめです。
初心者さんや家族で使う一眼レフとしては充分ではないでしょうか。
カメラを本格的な趣味にしたいとか、より高性能なカメラを考えるとX10iになりますが、エントリー機種としては高額です。
また、X10iを検討すると中級機のEOS 90Dの存在も気になることでしょう。
中級機以上になると、カメラが大きく重くなるために持ち出さないということもあります。
カメラは使ってこそですから、性能や持ち運び頻度などバランスを考えて選びましょう。
X9はX10の旧モデルですが、最初にまとめた基本性能は装備しています。
X10やX9iと同等性能です。良いカメラであることは間違いありません。
X9とX10はカメラのサイズ・重量・ボディのカラーバリエーション等の外観は同じです。
X10で追加された機能に惹かれるかがポイントだと思います。
という方は、X10の方がいいですよね。
そこに魅力を感じなければ、X9でも十分楽しめます。
下位機種であるX9が後から発売されているため、X9とX9iの性能差はほとんどありません。
もちろん差はあるのですが、初心者さん的にはほぼ気にならないと思います。
AFの測距点:X9は9点、X9iは45点
連写枚数:X9は5コマ/秒、X9iは6コマ/秒
X9iにだけある機能:色検知AF、水準器など
また、X9とX9iの価格差は3万円ほど。金額差と上記の性能差をどこまで重要視するかですね。
現行のキヤノンのエントリークラスの一眼レフをまとめましょう。
現状のラインナップでは、「X10」と「X10i」の2択でしょう。
中古狙いであればX9ですね。
上位機に近い機能と操作性を求める方は X10i
コンパクトで安価に使いたい方は X10
中古でもOK!という方はX9
EOS KissシリーズはX10i、X10、X9i、X90と機種名もよく似ているので、購入の際は機種名をもう一度チェックしましょうね。
目的にあった機種でカメラライフを楽しみましょう!
それでは、今回はこのへんで。
他メーカーのカメラも気になってきた方はこちらもチェック!
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