こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です
この記事では、パナソニックのミラーレス一眼のラインアップと選び方を紹介します。
パナソニックのミラーレス一眼は「G8」という機種を中心に見ていくと、自分がカメラに求めている基準がはっきりするので、機種選びの時間短縮にもなります。
LUMIXのカメラは操作性が良く扱いやすいので初心者さんにおすすめなミラーレス一眼です。
パナソニックのミラーレス一眼 ラインアップ
パナソニックのミラーレス一眼は動画に強い。
というのが一般的な評価ですが、現在は写真に特化したカメラも登場しています。
また、中級機以上では防塵防滴の機種も多く、様々なシーンで写真と動画を楽しめるカメラが揃っています。
製品構成は以下の通りです。
- 一眼レフススタイルの「GH」「Gシリーズ」
- ストリートスナップ系「GX」
- エントリー初心者向けの「GF」
一眼レフスタイルのGH、Gシリーズは「動画」と「写真」両面に強いモデル。
GXシリーズは「スナップ写真」を撮ることに特化したモデル。
そして、エントリー・小型モデルのGFシリーズと続きます。
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ひとり広報流 LUMIXミラーレス一眼の選び方
LUMIXのミラーレスは、好みや目的別で選びやすいのが特徴です。
また、現行機種は全て4K動画、4Kフォトに対応しています。
通常はエントリー機種から紹介するところですが、LUMIXのミラーレス一眼は「G8」を基準に見た方が「コレ」という1台に辿り着きやすいです。
G8を基本として、もう少しコンパクトな機種がよければ「GX7 MK3」や「GX7 MK2」。
より写真画質に特化したい場合は「G9」といった具合に選ぶと良いと思います。
では、G8から紹介していきましょう!
オールマイティな The 標準機! G8
伝統的にLUMIXの「Gシリーズ」は一眼レフスタイルのカメラです。
LUMIX G8は動画・写真ともにベストバランスで、使い勝手のいいオールマイティなミラーレス一眼に仕上がっています。
動画・写真をバランスよく使えるミラーレス一眼 パナソニックG8の充実っぷりが素敵! [icon class=”icon-link”] の記事でも紹介しましたが、個人的にミラーレス機の中で一番気になる存在です。
G8はLUMIXの基本機能を網羅している
G8はカメラの機能が非常に高いです。
- 1600万画素、ローパスフィルターレス
- 4K動画
- 4Kフォト
- フォーカスセレクト
- フォーカス合成
- 防塵防滴
- バリアングル液晶
- バッテリーグリップ
- 前後ダイヤルによる操作性
- カメラの質感が良くなった
一眼カメラにあると便利な機能を網羅している感じです。
これだけ揃ってレンズキットが10万円以下ってかなりコスパ高いです。
また、防塵防滴・バッテリーグリップなど一眼レフカメラで中級機以上で設定されている機能やアクセサリも用意されています。
手ぶれ補正が強力!
パナソニックのデジカメを購入候補にする方は、「写真」だけでなく「動画」も撮りたい! という方が多いでしょう。
G8にはボディとレンズの両方で手ブレ補正を行う「Dual I.S.2」を搭載。
この手ぶれ補正は、静止画だけでなく動画撮影時も強力に補正します。
外部マイクが使える!
動画撮影も凝りだすと使いたくなのが「外部マイク」
G8は外部マイクに対応しています。
前機種のG7や現行機でG8と同等の性能をもつGX7 MK2も対応していなかったので、これは嬉しい進化です。
G8の機能はこちらの記事にまとめました。
これ1台で、ほぼなんでもできると考えていいと思います。
それくらい高性能です。
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もう少しコンパクトに 最新スナップ機 GX7 MK3
コンパクトでスナップ派向けのカメラが、GX7MK3です。
G8が一眼レフ風とすれば、GX7 MK3 はクラシックデザインのスナップカメラ。
デザインの好みでG8かGX7 MK3を決めてもいいかもしれません。
見た目はクラシック風ですが、G8よりも後発なだけにテクノロジーの部分でG8を上回っているところもあります。
GX7 MK3の特徴
- G8よりコンパクト
- 2000万画素
- 新しいモノクロ「L.モノクロームD」を搭載
- ファインダーがチルトする
- 独立した露出補正ダイヤル
- 4Kフォトに「軌跡合成」が追加
- Bluetooth 4.2 (BLE : Bluetooth Low Energy) 対応
コンパクトなボディ + チルト式ファインダー、Bluetooth に対応するなど、現代のスナップ派が使いやすいように設計されています。
L.モノクロームD を新搭載
スナップカメラとしての存在感をより押し出しているのが、新搭載の「L.モノクロームD 」です。
以前から「Lモノクローム」というモードはありましたが、「L.モノクロームD」はハイコントラストで粒状感を好みの設定で変えられる新モード。
GX7 MK3の製品パンフレットを見るとわかりますが、作例のほとんどが「モノクロ」で撮られています。
それほど一押し機能なのでしょう。
GX7 MK3については、こちらでさらに詳しく書いています。
防塵防滴がないのは残念ですが、G8よりもコンパクトな機種となるとGX7 MK3でしょうね。
コスパ抜群の GX7 MK2
旧機種であるGX7 MK2も2018年3月の時点で併売されています。
2016年7月発売のカメラですが、GX7 MK2は基本性能はMK3と同等です。
MK3と比べて、画素数・連写枚数が少ない、L.モノクロームD 非搭載、4Kフォト軌跡合成 非搭載など劣る部分はありますが、今あげた機能に価値を感じなければ、MK2の方がコスパが高いです。
標準レンズキットでGX7 MK3は約10.5万円、MK2は約5.5万円(いずれも2018年3月8日 現在)と倍も値段が違います。
GX7 MK2について詳しく書いています。
個人的には今もっともコスパの高いミラーレス一眼だと思います。
ボクも愛用しています!
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自撮りに特化したGF10(GF90)
LUMIXのエントリー・初心者向けモデル。
- LUMIXで最小・最軽量
- かんたんシンプルな操作
- 自分撮りに特化
エントリー・初心者向け仕様になっています。
ファインダーのない小型モデルなので、少しでも荷物をコンパクトにしたいファミリーにも使いやすいサイズ感です。
充実の自撮り機能
GF10では自撮りをより綺麗に撮るための機能が充実しています。
- 夜景セルフィーモード
- 自撮り× 4Kフォト
- 広角4Kセルフィー
特に便利そうなのが広角4Kセルフィー。
要は、自撮りする時に秒間15コマの4Kフォトの連写を使って一気に撮ります。
これで、後から一番良さそうな写真を選べるわけです。
さらに、GF10に搭載された広角4Kセルフィーではレンズの画角そのままに、風景を入れた自撮りができます。
旧機種のGF9も併売されています。
グリップの有無とカラーバリエーションの違いで、基本性能はGF10と同じです。
GF10はより自撮り機能に特化したモデルなので、自撮りに興味のない方にはGF9で十分かと思います。
ここまでの、まとめ
標準的なG8・ストリートスナップ系のGX7 MK3・エントリー向けのGF10を中心に紹介しました。
次は、ハイエンドクラスのミラーレス一眼を紹介していまきます。
初心者さんには手を出しにくい価格帯になりますが、それぞれのジャンルに特化した高性能なカメラばかりです。
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防塵防滴装備スナップ機 GX8
GX8はスナップ写真向けのGXシリーズの最上位機種。
ですが、GX7 MK3の発表によりGXシリーズ最上位機種と言うにはかなり微妙になってしまいました。
主にデジタル技術は、後発のGX7 MK3の方が上位と考えて良いと思います。
カメラ本体の作りは上位機種らしく高級感があります。
GX7 MK3との違いは
- 防塵防滴
- メカニカルシャッターが1/8000秒に対応 (GX7 MK3は1/4000秒)
- バリアングル液晶 (GX7 MK3はチルト式)
- とりあえずボディがデカイ
といったところです。
LUMIXのミラーレスで防塵防滴 & フラットデザインのカメラはGX8一択となります。
あと、GX7 MK3ではカメラサイズが小さいと感じる方には選択肢となりますね。
LUMIX フラグシップ機 GH5、GH5S
GHシリーズは LUMIXブランドのフラグシップ機。
G8を標準機とすれば、より動画に特化したモデルが欲しい方はGH5が選択肢になってきます。
GH5のキャッチコピーは「ハイエンドハイブリッドミラーレス」
動画だけでなく静止画(写真)でもLUMIXの最高峰の性能を持っています。
本体の機能、写真・動画ともにハイスペックです。
- 2030万画素・ローパスレス(G8は1600万画素)
- デュアルSDカードスロット(G8はシングル)
- ファインダーは約368万ドットの高精細(G8は246万ドット)
- AFの測距点が225点(G8は49点)
- シャッター速度の上限が1/8000秒(G8は1/4000秒)
- 防塵防滴、耐低温
- もういっぱいありすぎ(汗)
GH5の基本性能は、ほぼ全ての面でG8を上回っています。
同等なのは手ぶれ補正の効き具合くらいかな?ってほど、違います。
GH5の4K動画記録はスゴイ
GH5になって、4K動画の記録はさらに高品位になりました。
- 4K動画は60pに対応
- 高画質の6Kフォト
4k動画の60pとは、めっちゃ綺麗と言われる4K動画を60p(秒間60フレーム)で記録できるようになったよって意味で、よりなめらかな動画が録れるようになったわけです。
4K/60pの記録は業務用のビデオカメラが採用している記録形式なので、プロフェッショナル向けの性能ですね。
6Kフォトでは約1800万画素で秒間30コマ超高速連写を実現しました。
GH5は4KフォトもOK。こちらは約800万画素で秒間60コマの超絶高速連写です。
動画に特化した機能を写真画質にもうまくフィードバックしたフラグシップ機です。
価格はやや、相当高いですが、いってみます?
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GH5のもう一つの顔 GH5S
GH5には派生バージョンのGH5Sがあります。
見た目はほぼ同じで、GH5の下にSのマークとモードダイヤルに赤い装飾があるくらいです。
では何が違うのか?
GH5Sは1028万画素の低画素モデル(GH5は2030万画素)、あえて画素数を落とした高感度撮影に強いカメラです。
GH5の動画性能も素晴らしいですが、GH5Sはさらに動画性能に特化したモデルです。
- ミラーレス一眼として世界初のCinema4K/60P 記録に対応
- 240fpsのスーパースローモーション撮影
- 全ての動画で記録時間無制限
- マルチアスペクトに対応
とまあ、ボクみたいにハンディカムで家族を撮って満足している人には完全にオーバースペックですが、業務レベルで動画を撮る方や、動画編集をバリバリやりたい方には面白いカメラですね。
GH5やGH5Sは、写真と動画を含めた映像制作を意識したモデルだと思います。
デジタルカメラの方向性としてはあるべき姿だと思いますがどうでしょうか?
静止画メインのフラグシップ G9
GHシリーズが動画に特化したモデルに対し、G9は「写真」に特化したモデルです。
正式名はG9 PROのようです。
PROと付くだけありカメラとしての使い勝手は標準機のG8よりも格上。
これまではGHシリーズがLUMIXの最上位で、Gシリーズは下位機種と位置付けられていました。
G9の登場により、動画と静止画のハイブリッドモデルであるGHと、写真に特化したG9の2つが最上位に位置付けられたようです。
- LUMIX史上最高画質
- 2030万画素、ローパスフィルターレス
- 秒間12コマの連写機能
- 約8000万画素相当!! のハイレゾモード
- 6.5段分の手ぶれ補正
- 4K動画、6Kフォトに対応
- 全体的に一眼レフっぽい
パナソニックの本気のミラーレス一眼って感じです。
インタビュー記事で見ましたが、G9はこれまでのLUMIX機種とは「写真画質」に対する考え方が異なるそうです。
これまでは4Kフォトに代表されるテクノロジーの部分が注目されがちなブランドでしたが、写真の色合いあや雰囲気といったキャラクターを際立たせたいのでしょう。
良いか悪いか意見もありそうですが、「一眼レフ」を意識しているのは間違いないと思います。
G9 PROには本体の天面部分に、カメラの設定を表示させるステータスLCDがありますが、これは中級機以上の一眼レフに装備される機能の一つです。
一眼レフ愛用者は、この肩の上についている液晶画面を使うので、G9はそのあたりでも見劣りしない機種だぞと装備したのだと思います。
G9に新搭載されたハイレゾモードは、センサーを動かしながら連続8回撮影しカメラ内で画像を合成させることで、通常2030万画素の写真を8000万画素相当の解像度にする技術です。
緻密な描写を撮りたいときにハイレゾモードが力を発揮しそうですね。
デザインもカッコいいし欲しいですね〜。
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最後に、今回のまとめ
パナソニックのミラーレス一眼を選ぶときは標準機G8を基準に、
- 動画性能が欲しい方→GH5
- 写真画質にこだわる方→G9 PRO
- もう少しコンパクトにしたい→GX7 シリーズ
- ファインダーとかいらないって方→GFシリーズ
というのがわかりやすいと思います。
個人的には、一眼レフスタイルならG8、スナップ系ではGX7 MK3がいいなと思います。
でも、G9 PROもかっこいいですよね。
と、自分でもビックリするほどLUMIXのカメラにハマっていますw
それでは、今回はこのへんで。