こんにちは、yamaです。
「カメラ買います!」宣言から1ヶ月以上。
その間、 2017年 春の物欲祭り デジカメ選びを楽しんでいます などカメラ選びに関する記事を書いておりました。
今回は最新機種ではなく、中古のSIGMA dp2 quattroを購入しました。
この記事では、外観デザインを中心にSIGMA dp2 quattroのレビューをします。
SIGMA dp2 quattro の概要
dp2 quattro(クアトロって読みます)は、シグマ社から発売されているコンパクトデジカメです。
- コンデジでありながら一眼同等の大型センサーを搭載
- 世界唯一のFoveon X3センサー クアトロ を採用
- 45mm相当の単焦点レンズ
機能的な特徴はこの3点に集約されるでしょう。
dp2と言うだけあり、「dp1(約28mm)」「dp3(約75mm)」そして「dp0(約21mm)」とシリーズ分けされており、それぞれで画角が異なります。
今回ボクが買ったのは45mm相当なので、dpシリーズの中では標準画角のモデルです。
一眼レフと同等の大型センサーをのせたレンズ固定式デジカメということで、マニアックな仕様です。
世界で唯一シグマだけが採用しているFoveonセンサーは緻密な画像を描写します。
ザックリ説明すると、一般的なデジカメのセンサーは1層で光を受け止めますが、Foveonセンサーは光をRGBの3層で受け止める仕組みです。
(センサーの詳しい解説は SIGMA公式サイト をご覧ください)
ボクは過去にもDP1s 、DP3 Merrill の旧シリーズを使っていました。
コンデジでも一眼レフ以上の写真が撮れる! SIGMA DPシリーズレビュー の記事で紹介しています。
簡単な概要からでも一癖ありそうなカメラであることは想像できるかと思います。
dp2 quattroの詳細スペックは、SIGMA公式サイトをご覧ください。
外観デザインが特徴的なdp2 quattro
海苔みたい、、
随分と横長なデザインにしたなっていうのが最初の印象です。
現在販売されているデジカメとは、根本的に違いますよね。
さすがに、海苔の方が横長ですね。でも、結構いい勝負かも。
ボクの手元にあるコンデジとサイズ感を比較してみました。
高さは同じくらいですが、横幅が1.5倍くらいあります。
当然ですがポケットには収まりません。
レンズがせり出しているために、レンズ部分はかなり厚みがあります。また、グリップにも厚みがあります。
ですが、全体のサイズ感に対してボディ部分はかなり薄いです。RX100と同程度ですね。
この極端な感じが、奇抜さを強調していますな
カメラを構えてみると、グリップが厚いので持ちやすいです。
ボディの高さがないので指が余る感じもありますが、横長ボディのおかげで窮屈な印象はありません。
手に持ってみて気づく良さですね。
背面のレイアウトはいたってシンプル。
dpシリーズには、「手ぶれ補正」「4K動画」などの最近のトレンド機能はいっさいないので、他機種に比べて操作ボタン類は少なめ。
ボタン類の間隔もゆとりがあります。まあ、ボディでかいですから。
液晶画面の見え具合は、メリル世代に比べてかなり良くなっています。
起動した第一印象が「液晶見やすくなった」と思いましたからね。それでも、他機種と比較してさらに見えやすいというわけでもなく、全般としては「問題なく見える」というレベルではあります。
一見すると奇抜なデザインですが、全体的な使用感は機能的で使いやすいデザインです。
ちょっと気になるがこの窪み。
カメラを構える時、親指を引っ掛けるのによさそうなんです。が、そのまま親指を置くとモニタ切り替えのボタンがドンピシャの位置なんです。
持ち方を工夫すると、ボタンを押さずに親指を引っ掛けて構えられます。
でも、もう少しボタンの位置は工夫して欲しいかなって思います。少し左に置くだけで回避できる気がします。
dp2 quattroはデジカメらしいデザインだと思う
dp2 quattro の外観は好き嫌いが分かれると思います。
ボクは好きです。でなきゃ買いません。
このデザインが好きでない方は、現行のデジカメと比較して「奇抜」というのが大半でしょう。
もちろん機能や本体のサイズが自分にとって最適でないという判断もありますよね。
ボクは、ことデザインに関しては「デジカメらしくていいな」って思います。
現行のデジカメのデザインは大まかに「一眼レフスタイル(ミラーレス含む)」「コンデジ」「レンジファインダー風」の3種類に分かれます。(アクションカメラ系は除きます)
dp quattroは、コンデジでありながらミラーレス一眼と同等かそれ以上のサイズ感、横長でグリップが後方に飛び出る(通常は前方にグリップが出ますよね)デザインから奇抜な風貌です。
でも、その奇抜さも既存のデザインから見た場合です。
現行のデジカメは、フイルムカメラの外観をベースに中身をデジタルに置き換えたものです。
なのでクラシカルなデザインがうけたり、一眼レフスタイルが主流であったりします。
カメラの歴史から機能性・美しさが継承されるのは素晴らしいことですが、デジタルはもっと自由でも良いと思うのです。
dp2 quattroから過去の名機を思い出す。
デジカメ黎明期もフイルムカメラを意識したデジカメは数多くありましたが、その中にも「デジタルらしい」と感じさせるデザインもありました。
▶ いまだ色褪せない、斬新かつ風格あるデザイン| デジカメWatch
ニコンが1999年に発売したCOOLPIX950という機種です。
スイバル方式と言われるレンズ部分が回転するデザインが特徴的でした。当時、とても話題になったカメラです。
dp2 quattro を見た時にCOOLPIX950のような「デジカメらしさ」を感じたんですよね。
クラシックカメラ風のデザインもいいですが、デジカメなんだから「デジタルらしさ」があっていいと思います。
最後に、今回のまとめ
誰にでもにオススメできるカメラではないですが、シグマさんの心意気を感じた方は是非、チャレンジしてみてはどうでしょう?
外観にクセがありますが、使ってみた印象は良好です。(←超簡単w)
まずは、この外観についてボクなりに書きたかったんですよ。
実写レビューは次回にでも紹介したいと思います。
それでは、今回はこのへんで。
dp2 quattro の実写レビューはこちら
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