こんにちは、yamaです。
富士フイルムのミラーレス一眼のX-T20を購入して、3ヶ月が経過しました。
X-T20で子供たちを撮影した時のレビューと作例を紹介します。
- 初心者さんでも使いやすいカメラか?
- 家族で使えるカメラか?
- 撮影時の使い勝手
- 写真の画質
これらを中心にまとめていきます。
富士フイルム X-T20は初心者でも使いやすいカメラなの?
X-T20はとても良いカメラです。
作例も紹介しますが、写真画質も素晴らしいです。
ですが、初心者さんにとって最適なカメラとは言えません。
同じ初心者さんでも、本格的にカメラを操作を覚えたい方と、オート機能中心に使う方では、必要なカメラが異なるためです。
X-T20が向いている方
クラシックでカメラらしいデザインですよね。
撮影の設定もアナログダイヤルやボタンを中心に操作します。
- クラシックなデザインがOKな方
- アナログダイヤルの操作に拒否反応のない方
- これから本格的にカメラ操作を覚えたい方
カメラらしい雰囲気に惹かれる方には楽しめるカメラでしょう。
アナログダイヤルも機能を理解すれば使いやすいです。
X-T20の詳しいレビューは、富士フイルム X-T30が発売されるので、X-T20を購入して比較検討してみました の記事で紹介しています。
X-T20が向かない方
スマホからのステップアップとして一眼カメラを使いたい方は多いと思います。
でも、難しい操作をしたいわけではないですよね。気軽に綺麗な写真を撮りたいわけです。
富士フイルムのカメラは「アナログ操作を楽しむ」という要素が強いため、オート中心で一眼カメラを使いたい方には独特の操作感が煩わしく感じるでしょう。
X-T20は、アドバンストSRオート [icon class=”icon-link”] というオート撮影機能や、タッチパネルにも対応していますが、アナログ操作の補助的な要素に感じます。
特にタッチパネルを使ったAF(タッチパッドAF [icon class=”icon-link”])のカクカクした操作感はイマイチかな?という感想です。
タッチパネルの操作感は、後継機のX-T30で大きく改善されていました。
店頭でX-T30を触ってみましたがとても快適でしたよ。
X-T20は、ボタンやダイヤル中心の操作になるため、最近のカメラの中では「じっくり撮る」部類に入ると思います。
スナップ撮影にも十分使えますが、スマホのような突き抜けた軽快さはないかなって感じです。
軽快さ重視の方には、Panasonicのミラーレス一眼 GF10 がおすすめです。
自撮り機能に特化したミラーレス一眼です。家族や友達と使うにはピッタシですね。
同じ富士フイルムのカメラであれば、X-A5という機種もあります。
X-T20は家族で使えるカメラか?
ボクの家族は「難しそう」「壊しそう」と使いたがりません。
X-T20の良さであるカメラらしい外観は、初心者さんやカメラに興味のない方にとっては扱いづらいようです。家族で使うのは難しいカメラかなと思います。
ボクがX-T20を使う時は自分を撮ってもらうことは諦めて、ひたすら家族や子供たちを撮っています。
それが楽しめる方には、ホントに楽しいカメラですね。
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富士フイルム X-T20で子供を撮影した操作感
日常生活の子供たちを撮ることもありますが、子供撮影のメインは外出時やイベント時です。
ですが、せっかく撮った写真が手ブレしていたり、ピントがあっていないと凹みますよね。
失敗写真を防ぐために有効なのが、手ぶれ補正、動く被写体を追従するオートフォーカスといったサポート機能です。
X-T20に手ぶれ補正機能はない
X-T20の本体には手振れ補正機能がありません。
そのため、レンズ側の手ぶれ補正機能を使います。
富士フイルムのレンズでは「OIS」と書かれたレンズは手ぶれ補正機能が搭載されています。
X-T20のキットレンズ(XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)は手ぶれ補正機能が搭載されています。
ボクもこのレンズを使っていますが、室内の撮影でも手ぶれはありませんでした。
X-T20のオートフォーカスは必要十分
富士フイルムのカメラは、他メーカーと比較してオートフォーカスが弱いとも言われています。
X-T20を使用した感想は、子供たちの写真を撮るには充分なオートフォーカス性能です。
オートフォーカスの動作速度、動いている人物の追従性も必要十分な精度があります。
X-T20で子供撮影をして気になるところ
子供撮影するには充分なX-T20ですが、自撮りは不向きなカメラです。
液晶画面が被写体側に回転しないため、手持ちで自撮りする時はカンを頼りに操作します。
また、本体とキットレンズで約700gと重量があります。カメラを片手で持つ自撮りポジションを維持するのが大変です。
自撮りする時は、富士フイルムのスマホアプリ Camera Remote を使った方が良いでしょう。
Camera Remoteは、データの転送やカメラ操作ができるアプリです。
X-T20を家族で使うカメラとして見た場合、自撮りに不向きな点の方が気になるかもしれませんね。
X-T20の写真作例
富士フイルムのカメラ良さは、jpg画像の美しさです。
様々な色調や階調を楽しめる フィルムシュミレーション は、撮影しながら試すのが面白いですね。
作例は、jpg画像をLightroomで色調補正しています。
人物撮影の作例
フィルムシミレーションはASTIA(アスティア)を使うことが多いです。
ソフトな写りが好きなんですよね。
PLフィルターを使って水面の反射を調整しています。
X-T20のキットレンズ(XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)のフィルター径は58mmです。
PLフィルターは屋外での撮影に便利ですよ。
動き物の作例
家族で鴨川シーワールドに遊びに行った時に撮りました。
富士フイルムのカメラはオートフォーカスが弱いと聞いていた中での動き物の撮影でしたが、問題なく撮れたと思います。
X-T20で激しいスポーツを撮るのは難しいかもしれませんが、一般的な活動範囲での撮影には十分に対応できます。
遊んでいる子供たちを追従するくらいは問題なしです。
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最後に、今回のまとめ
富士フイルム X-T20で家族や子供たちを撮影した感想をまとめました。
X-T20は、富士フイルムのカメラの中ではスタンダードな位置づけですが、カメラ操作を覚えたい方・カメラ操作を楽しみたい方向けのカメラです。
家族用のカメラとして使う場合、次のことがポイントになると思います。
- アナログ操作中心
- 手ぶれ補正がない
- タッチパネルの操作性
- 自撮りが大変
家族でカメラを使う場合、カメラ操作に慣れていない(興味がない)方が使うことも考える必要があります。
その点ではX-T20は不向きなカメラです。
X-T20は手ぶれ補正機能がないため、難しいカメラと感じるかもしれません。
でも、手ぶれ補正なしの一眼って多いんですよ。
例えば、一眼レフで超有名な「Canon EOS Kiss」も本体に手ぶれ補正機能はありませんよね。
それでも多くのファミリー層に親しまれているカメラです。
手ぶれ補正はレンズ側でも対応できるので、それほど気にしなくても大丈夫だと思います。
タッチパネルの操作性や滑らかさはもう一つといった感じです。
後継機のX-T30ではタッチパネルの操作性が改善されていました。全体のレスポンスも高速になった印象です。
自撮り手持ちでするのはかなりキツイです。
X-T20で自撮りする時は、スマホアプリを使ったリモート操作の方がよいでしょう。
X-T20でも家族や子供たちの撮影には十分対応できますが、より快適に使いなら最新機種もいいですよね。
それでは、今回はこのへんで。