![](https://hitori-koho.com/wp-content/uploads/2022/07/icon-yama2022-400-003.png)
こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です
SIGMA dp2 quattroの実写レビュー第1弾をお送りします。
購入直後、自宅で触っていた感触は「かなり良くなってる」と感じましたが、外で撮影するとなれば話は別。
液晶の見え具合や、操作性など実際に使わないとわからない部分はたくさんあります。
今回は遠景の写真を撮りながら、画質と全体的な操作性・動作を本音でレビューしていきます!
解像度番長 VS デキスギくん
SIGMA dpシリーズと言えば「解像度の高さ」が最大の特徴でしょう。
その解像度の高さから「解像度番長」などと言われるほどです。
以前の記事でも、Foveonという特殊なセンサーを使ってますよって簡単に説明しましたね。
▶︎ シグマ dp2 quattro 中古購入! 超個性的で気になりすぎる外観をメリルユーザーがレビュー
いくら解像度が高いと言ってもブログでは画像も圧縮されますし、判断しづらい部分もあります。
そこで比較用のカメラを用意しました。
「通称、デキスギくん」と呼んでいるPanasonic GX7 MarkⅡを再度お借りして、写りと操作性を比較してみました。
GX7 MarkⅡの参考記事はこちら。
スポンサーリンク
驚異的な解像度!dp2 quattroは解像度番長
撮影場所は河川敷。対岸のビルを撮影してみました。
川幅は約80m、撮影地点からビルまでの距離は200m程です。
比較撮影なのでカメラは三脚で固定、GX7 MarkⅡはレンズキットを使用。dp2 quattroの画角に合わせて約45mmに調整しています。
絞りはF8で固定、ISO感度100、絞り優先モード、RAWデータで撮影。
センサーサイズ、レンズ性能が異なるため、描写についてはGX7 MarkⅡが不利です。
操作性や液晶の見え具合はまた別の話なので、そのあたりを踏まえての比較となります。
GX7 MarkⅡの写真がこちら
![](https://hitori-koho.com/wp-content/uploads/2017/06/gx7m2001.jpg)
うん。綺麗に撮れています。
dp2 quattroの写真です
![](https://hitori-koho.com/wp-content/uploads/2017/06/dp2q001.jpg)
GX7 MarkⅡはLightroomで、dp2 dp2 quattroはSIGMA PhotoPro6で現像。
それぞれ、読み込んだRAWデータをストレートに現像しています。
dp2 quattroの方がさすがにシャキッと写っています。
GX7 MarkⅡもよく写っていますが、全体的にボワっとした印象ですね。
作例ではシャープネス等の処理を加えていないので、それらの処理でGX7の仕上がりも良くなるでしょう。GX7の場合、レンズがキットレンズあることも加味すれば、十分な結果とも言えます。
では、次に写真中央の青い道路標識を元画像から切り出してみましょう。
![](https://hitori-koho.com/wp-content/uploads/2017/06/dp2q001b.jpg)
![](https://hitori-koho.com/wp-content/uploads/2017/06/20170614hikaku.jpg)
ここまで拡大すると解像感が全く違います。
GX7 MarkⅡは標識の文字が何とか読めるか?と言ったレベルですが、dp2 quattroは標識の文字がはっきりと読めますね。
dp2 quattroの画像はかなり強引にトリミングしてもWEB用の画像として使えるでしょうね。
dp2 quattroの操作性はどうなの?
液晶の見え具合や、ボタン類の数や配置、ファンクションキーの設定など、カメラ全体の使い心地はGX7 MarkⅡの方が優れています。
dp2 quattroもこれまでのシリーズの中では使いやすくなっていますが、初めてdp2 quattroを操作した人は
「超使いにくい!!」
って思うでしょう。
これでも良くなっているんですよと言っても、他機種と比較するのが当たり前ですからね。多くの方にとっては使いにくいカメラです。
それでも、良くなったところとして
- 画像の書き込み速度が良くなった(気がする)
- QSボタンはやはり使いやすい
と言ったところがあります。
あれ?思いのほか少ない(汗)
全体的なレスポンスが悪いと言うか、動作がのんびりしているので、それらが使うにくいと感じる理由でしょう。
今回、ボクが撮影していて気になったのは背面液晶。
![](https://hitori-koho.com/wp-content/uploads/2017/06/dp2_minita20170614.jpg)
室内で見たときは、凄く綺麗になったなと嬉しい驚きだったのですが、屋外で使うと全く見えませんね。
もちろん日差しの強さもあるでしょうが、ボディにゆとりがある訳なので、チルト液晶とかできないものかなと思います。
液晶画面の見づらさを解消するアクセサリーはあります。こちらです。
液晶にファインダーというか、ルーペと言うべきでしょうか。画面を拡大表示してくれるアクセサリーです。
日中の日差しが強い時はこれを付けて、一眼風に撮影できるわけです。
SIGMA純正だけあって、見え具合の評判いいみたいです。さらに、dp quattroシリーズには共通で使えるのは嬉しいですね。
が、相当ごついですね(汗) 価格もなかなか高額です。
調べてみるとこれは手頃でよさそうです。
こちらは3.2インチの液晶画面に対応した液晶ビューファインダー。一眼レフやミラーレスでも使えます。
ファインダーのないミラーレスカメラを使っている方で、一眼風に撮影したいって方にはいいかも。
最後に、今回のまとめ
今回は、dp2 quattroらしさがわかる簡単なテスト撮影でしたが、解像感の高さは実感できました。
解像感比較はdpシリーズを所有するとやってみたくなる通過儀礼みたいなものですw
動作スピードは高速とは言えませんが、ストレスを感じるほどではありませんでした。(個人の感想です)
屋外撮影する際の液晶画面の見づらさはちょっと困りもの。
液晶ファインダーを付けるか考え中です。
便利にはなるでしょうが、コンパクトデジカメとは言えないですからね。ちと悩みます。
一癖以上あるカメラですが、使っていて楽しいカメラであることは間違いないです。
スナップのレビューも書きたいですね。
それでは、今回はこのへんで。