こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です
今回は富士フイルムX100シリーズのHDR的レビューです。
HDRカメラとして「あり」か「なし」かだけで判断するコンデジレビューもこれで5回目。
今でこそ、SONYのコンデジRX100を中心に使っているボクですが、それ以前はX100を長い事使っていました。
FUJIFILM X100ってどんなデジカメ?
APS-Cサイズの大型センサーを搭載したFUJIFILMの高級コンデジX100シリーズ。F2.0の明るいレンズと35mmの標準画角がとても扱いやすい機種です。
ボクが使用していたのは初代のX100です。2011年から2016年まで使っていました。
初代X100が2011年に登場してから、X100S、X100Tとシリーズ化されているデジカメです。
ちょっとやり過ぎかな?とも思うほどにクラシックカメラな外観ですが、中身は先進的。
特に光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)をミックスしたハイブリッドファインダーが話題になった機種です。現行機種では進化したハイブリッドファインダーが搭載されていますね。
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X100のHDRの設定は平凡でも仕上がりは上々
HDRカメラとして見ると、ブラケット幅は±1.0EVで3ショットと平凡です。
ですが、X100には他のデジカメにはないブラケット設定があります。それがISOブラケットです。
ISOブラケットとは、ISO感度を段階的に変えて撮影する方法です。
HDR撮影時に必要な「明るい」「通常」「暗い」画像をシャッター速度を変えて撮影するのではなく、ISO感度を変えることで撮影します。ISOブラケットの良さは、シャッター速度が固定されるため動体ブレが生じないことです。
ISO感度が上がるとノイズが気になりますが、X100シリーズは高感度の画質が安定しているのでISO1600位までならHDR用としても充分使えます。
ISO感度ブラケット
デジタルカメラ特有の機能で、デジタル一眼レフカメラの上位機に搭載されている。設定した感度だけではなく、それよりも低感度及び高感度側でも撮影を行なう。絞りやシャッター速度を変えずに撮影するため、被写界深度や動感を変えることなく、明るさを変えて撮影する事ができる。
SIGMA DPシリーズとはキャラクターがまったく違う
X100の色味はとても自然で、優しい描写をします。
同じようにAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているDPシリーズの特徴が「解像感」だとすると、X100の特徴は「自然な色味」にあります。カメラとしてのキャラクターがまったく異なりますね。
また、DPシリーズと比較すると高感度での画質はX100シリーズの方が遥かに良いです。
X100の特徴はHDR加工しても活きているようで、X100で撮影したHDRは他の機種に比べると優しい「やりすぎていない」HDRになるように感じます。
SIGMA DPシリーズのHDR的レビューはこちらから
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FUJIFILM X100 のHDR的ポイント
- APS-Cサイズの大型センサーとF2.0の明るいレンズ
- 1.0EVで3ショットのブラケット撮影は平凡でも、ISOブラケットができる数少ないカメラ
- 高感度の画質の良さ
- 本来の優しい描写がHDR加工しても活きている(気がする)
FUJIFILM X100 の作例
X100のHDR写真はいかがでしたか?xシリーズを使う方って、写真に思い入れがあったり、フジフイルムがいいんだ!ってかたが多いと思います。
そんな愛情あるカメラですから、色々試した方が面白いと思いますよ。クラシッククロームでHDRしたら面白いと思うんだけどなぁ。
それでは、今日はこのへんで。