yama

こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です

この記事では、LUMIX GX7 MK2、GX7 MK3 に合う標準ズームレンズを紹介します。

GX7 MK2、MK3には LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. というキットレンズがあります。
コンパクトで使いやすいのですが、レンズの強度がイマイチのようで、先日ズームリングが壊れてしまいました。

レンズが壊れたことから、マイクロフォーサーズの標準ズームレンズ購入を検討しています。

  • キットレンズからステップアップしたい方
  • パナソニック・オリンパスの入門機のミラーレスを使っている方

ズームレンズ選びの参考になればと思います。
また、LUMIX GX7 MK2とMK3は本体サイズもほぼ同じなので、共有できる情報だと思います。

キットレンズが壊れた!?

僕が愛用しているミラーレス一眼 LUMIX GM5やGX7 MK2は、LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. というキットレンズがあります。

2段式の沈胴機構でレンズはコンパクト。
レンズを手動で収納すると携帯時はパンケーキレンズのような薄さになります。

ですが、気づいたらこんな風になっていました。

GM5のキットレンズが故障

レンズの収納時に使うズームリングが取れちゃいました。

リングを元の位置らしきとこにはめてみると、レンズは収納できませんが撮影はできます。
ズームも使えます。

ひとまず壊れたレンズを修理するかは考えるとして、GX7 MK2のキットレンズをGM5へ装着。
結果、GX7 MK2用のレンズがなくなったため、マイクロフォーサーズの標準ズームレンズを購入することにしました。

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GX7 MK2用のズームレンズをピックアップ

キットレンズと同様の35mm換算で24mmスタートの標準ズームレンズをピックアップしました。

マイクロフォーサーズ規格は、パナソニックとオリンパスが対応しています。
レンズ専門のメーカーの製品もありますが、今回は上記2社の製品で検討しました。
また、故障したレンズと同等のパンケーキ型のズームレンズもありますが、今回は除外しました。

せっかく買い換えるので、違う方がいいですよね。

パナソニックの標準ズームレンズ
  • LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
  • LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
  • LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.
パナソニックの標準ズームレンズ
  • LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
  • LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
  • LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.
yama

レンズの名前だけではさっぱりわかりません(汗)

主観が多分に入りますが、5本のレンズをまとめます。

LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

パナソニックから発売されているLUMIXブランドの標準ズームレンズ。
画角・性能ともにオーソドックスなレンズです。

  • F3.5〜F5.6
  • 24mm〜120mmの5倍ズーム
  • 手ぶれ補正付き(Dual.I.S 2 対応)
  • 最短撮影距離は広角で20cm、望遠で25cm
  • 防塵防滴
  • 約210g
  • 価格は4万円前後

LUMIX G8、GH5のキットレンズに採用されていることから「ちょっと上のキットレンズ」と言えるでしょう。
F3.5〜F5.6と明るいレンズではありませんが、防塵防滴、手ぶれ補正付きなのは嬉しいですね。

Dual.I.S 2 とは?
Dual.I.S 2は手ぶれ補正のアルゴリズムを改良したシステムで、静止画や動画でも強い手ぶれ補正を発揮します。
ただし、本体とレンズがDual.I.S 2に対応していることが条件です。

広角24mmは風景写真にも使える画角です。
望遠側120mmは運動会などの撮影では物足りないでしょうが、普段撮ってるものを「もう少し大きく撮りたい」時には重宝しますね。

ボクのようなライトユーザーであれば、第一候補はこのレンズになりそうです。

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LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

ライカの冠を持つパナソニックレンズです。
LUMIX 12-60mmより上のグレードのレンズです。

  • LEICAブランド!
  • F2.8〜F4.0
  • 24mm〜120mmの5倍ズーム
  • 手ぶれ補正付き(Dual.I.S 2 対応)
  • 最短撮影距離は広角で20cm、望遠で24cm
  • 防塵防滴、耐低温
  • レンズが重い
  • 価格は9万円弱

全体的な評価が非常に高いレンズです。

F2.8からF4.0とズーム全域でLUMIX G VARIO 12-60mmよりも明るい設計、価格は比較すべきなのかわからないくらい高いですね

高級感のあるデザインはさすがのライカです。
防塵防滴・耐低温仕様。重量は320gとLUMIX G VARIO 12-60mmの1.5倍と本格的な撮影を意識したレンズです。

LEICA DGレンズ
通称「パナライカ」なんて言われています。
ライカで設計、製造したものではなく、パナソニックが設計・製造したものです。
要は、ライカの承認を得て製造販売しているレンズってことですね。

ライカの製品基準をクリアした高品質なレンズは写りも所有する満足度も高いと思いますが、そこまで必要?と、自分に問いかけてしまう価格ですね。でも、カッコいいよねw

LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.

今回壊れてしまったレンズと画角が一番近いレンズです。
ですが、基本スペックはこちらの方が完全に上。

  • ズーム全域でF2.8
  • 24mm〜70mmの3倍ズーム
  • 手ぶれ補正付き(Dual.I.S 2 対応)
  • 最短撮影距離は全域で25cm
  • 防塵防滴、耐低温
  • 約305g
  • 価格は8万円前後

24mm〜70mmはよく使うレンズ画角なので使いやすそうだなと感じました。
ズーム全域でF2.8と明るいレンズ設計も嬉しいですね。

LUMIX G Xレンズ
製品名を見ると、LUMIX G の後に「X」が付いています。
Xは、Gシリーズレンズの上位グレードに位置付けられています。
LUMIXレンズには先ほどのライカレンズもありますが、それとも別のラインとなっています。

Xシリーズのレンズを検討する方は、ズーム領域が違うとは言え、先のライカレンズと比較するでしょう。
個人的にはズーム域でF値(レンズの明るさ)が変わらない、LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 Ⅱ の方がいいかなと感じます。

このレンズは、LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II と「Ⅱ」が付いていますね。
「Ⅱ」があれば「Ⅰ」もあるわけで、旧型のレンズもあります。(製品名に「Ⅰ」の表記はありません)

Ⅰ型とⅡ型の違いは、

  • 手ぶれ補正がDual.I.S 2に対応
  • デザインが黒基調
  • レンズの光学性能は同じ

大きな違いはDual.I.S 2に対応しているかどうか。
ボクが持っているGX7 MK2はDual.I.S 2に非対応なので、現システムで言えば「Ⅰ型」で十分な気がします。

「Ⅰ型」であれば少し安く入手できそうだし、よさそうですね。

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

さて、ここからはオリンパスのレンズです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO は、プロやハイアマチュア向けのレンズ。
名前に「PRO」と付いていることからもハイグレードのレンズであることがわりますね。

  • ズーム全域でF2.8
  • 24mm〜80mmのズーム
  • 最短撮影距離は全域で20cm
  • 防塵防滴
  • MFフォーカスクラッチ
  • 382g
  • 価格は7.5万円前後

2013年の発売から年数が経っていますが、今もオリンパスの標準ズームの代表格。
パナソニックのLUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II と近い性能のレンズです。
オリンパス・パナソニックユーザーで、高性能な標準ズームが欲しい!となったら一度は見比べるレンズでしょう。

レビューサイトなど見た限り、かなりシャープでカリっとした写りをするレンズのようです。
レンズのデザインもかっこいいですよね。

機能面で特徴的なのは、MFフォーカスクラッチ。
フォーカスリングを前後に動かすことで、オートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り替えることができます。
最短撮影距離が20cmとマクロ的な使い方もできるレンズなので、MFフォーカスクラッチ機能も活躍しそうです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROにはレンズ側の手ぶれ補正機能は付いていません。
ここはパナソニックとの違いですね。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

OLYMPUS OMD-EM5 などのキットレンズとて発売されたレンズです。
発売は2012年で、生産終了しています。
入手するには中古品などを探すしかありませんが、とても良いレンズだと思います。

  • F3.5〜F6.3
  • 24mm〜100mmの約4.2倍ズーム
  • 最短撮影距離はマクロモードで20cm、通常で35cm
  • 防塵防滴
  • 電動ズーム / 手動ズーム
  • マクロモード
  • 212g
  • 中古価格 2万円前後

ズーム域・レンズの明るさは、LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 と近いものがありますね。
防塵防滴で電動ズームと手動ズームの切替が可能など、キットレンズとしては非常に高性能です。
マクロモードもあるので、ブログの商品紹介の記事などでも活躍しそうです。
また、このレンズはズーム時に、レンズがニョキっと伸びないインナーズームを採用しています。

程度の良い中古品に巡り会えたら、、って感じでしょうか。

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ここまでの、まとめ

マイクロフォーサーズの標準ズームレンズ5本を紹介しました。
各レンズの発売時期や立ち位置(ハイグレードとか標準的など)が違うので一概に比較できない部分もありますが、

  • LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
  • LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.(または旧型)

この2本のどちらかにしようかなと思います。

基本パナソニックのユーザーですし、純正の品の方がレンズと本体に設定された機能をしっかり使えるかなと思ったからです。

フォーサーズマッチングサイトでチェック

レンズを買う時に気になるのが、自分のカメラと外観(バランス)が合うのか?ということです。

一般的にはレビュー記事や製品情報でチェックしますが、フォーサーズのカメラとレンズの場合は、専用サイトで本体とレンズの外観を確認できます。

フォーサーズスペシャルコンテンツ

Four Thirds | スペシャルコンテンツ | マッチングシミュレーション

このサイトでGX7 MK2と購入候補のレンズのマッチングシミュレーションをしてみます。

フォーサーズボディとレンズのシミュレーション画面

操作方法は簡単です。
カメラのボディとレンズを選択するだけです。

このサイトが素晴らしいのは、生産終了したレンズもチェックができるところです。
先ほどのオリンパスのレンズのような生産終了したレンズでもシミュレーションできます。

LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S. でシミュレーション

カメラボディはGX7 MK2、レンズはパナソニックの12-35mmのF2.8を選びました。
こんな感じです。
↓↓↓↓↓↓

GX7 Mk2とレンズのシミュレーション

シミュレーションでは、正面・背面・右・左・上面のプレビューが表示されます。
ボディとレンズのバランスをここで確認しましょう。

GX7 MK2とのバランスは良さそうですね。
では、ボディをGM5にするとどうでしょう?

GM5とレンズのシミュレーション

レンズは先ほどと同じLUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S. です。
GM5のボディではレンズがかなり大きく感じますね。

というような、シミュレーションができます。
レンズ購入前の参考に活用してくださいね。

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最後に、今回のまとめ

LUMIX GX7 MK2、GX7 MK3に似合いそうな標準ズームレンズを紹介しました。

ズーム域と使い勝手の良さで選ぶなら、LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 
ズーム域は短いですが、F2.8通しが魅力なのが、LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S. 
そして、ライカはかっこいい!!

それでは、今回はこのへんで。

レンズ購入後のレビュー記事がコチラ