yama

こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です

先日購入したコンデジ  FUJIFILM XF10 。とても気に入って使っています。
個人的なツボは、ポケットに入るコンパクトさでAEブラケティングの設定が充実していることです。

この機能を重視する方はホントに少ないと思いますが、HDR写真を撮る人にとって、AEブラケティングの設定はとても重要です。
XF10は、コンデジとしては驚異的な設定が可能です。

ここでは、XF10で撮影した沖縄の写真をPhotomatix Proを使ってHDR合成、Adobe Lightroomで微調整して仕上げました。

HDR合成をしてみたい人には、すっごくおすすめなカメラです。

FUJIFILM XF10のAEブラケティング設定が凄すぎ!

XF10は入門機のコンデジですが、AEブラケティング機能が上級機同等の設定が可能です。
AEブラケティング設定とは、明るさ(露出)を変えながら写真を複数枚撮る機能です。

FUJIFILM XF10 レビュー 気軽に富士フィルムの高画質が楽しめる軽量コンデジ! の記事でも紹介しましたが、XF10のAEブラケティング設定は、とてもマニアックです。

  • コマ数:最大9コマ(3、5、7、9コマの選択可能)
  • ステップ数:最大±3EV(1/3ステップ刻み)

コンデジとしてはもちろん、一眼レフと比べても驚異的な設定が可能です。

XF10のAEブラケティング設定

例えば、FUJIFILMの初代X100のAEブラケティング設定は、±1EVで3ショットでした。
このくらいの設定幅が普通です。

XF10は、最大±3EVで9ショットという無駄に広いステップ幅が設定できます。
ボクのようなHDR合成写真を作る人間にとっては、神がかった設定なのです。

この機能だけで購入を決定したと言ってもいいくらいです。

HDR写真って何?AEブラケティングの設定幅を力説する意味がわからない!という方は、HDR写真のまとめ記事を参考にしてください。

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撮影時のXF10 AEブラケティング設定

XF10では±3EVステップで9カット撮影可能です。
ここまで設定幅が広いと、+12EV付近では白とびが発生し、−12EV付近では黒つぶれがおきます。要は、階調のない真っ白や真っ黒な写真になってしまうわけです。

yama

試しに、±3EVで9カットで撮影しましたが、±12EV付近は真っ白・真っ黒な写真で使い物にならなかったですね。

fujifilm xf10 アエブラケティング設定

今回は日中の沖縄で撮影したこともあり、±2EVで5カット撮影したデータを元にHDR合成しました。

【 Photomatix Pro 】XF10のHDR作例

XF10 HDR合成 Phtomatixpro

沖縄国際通りの「ゆいレール」牧志駅前にあった巨大なシーサーです。
観光地で見かけた巨大なオブジェって写真に撮っちゃいますよね。

Photomaix Proの設定を大きく変えず、素直に合成してみました。
ノイズも少なく綺麗に合成できていますね。

 fujifilm XF10 HDR  木の影

ガジュマルの木陰で撮影しました。
幹が絡まっているため明暗差がとても激しいのですが、HDR合成で木の影の部分と、背景の青空を写すことができました。

fujifil XF10 HDR 沖縄空港

沖縄空港の待ち時間で撮影。
雲のモクモク感がHDRしている感じですね。
日差しが非常に強かったので、ハイライト側が飛ばないように撮影しました。

±2EVで5カット撮れば、動体のズレが必ず出ます。
この写真で言えば、下側のカート、右端のバス、左端の車ですね。
これらのズレはPhotomatix Pro 上でズレを修正しながら合成します。

fujifilm XF10 HDR合成

最後に自分の好みで HDR合成しました。

動体の合成をしないHDR写真です。
撮影はほんの数秒ですが、人の流れが出ていますでしょうか。

HDR合成も色々な作り方があって楽しいですよ。

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最後に、今回のまとめ

カメラを選ぶ理由は人それぞれですが、ボクはスナップしながらHDR合成用の写真を撮るためにFUJIFILM  XF10を選びました。
ポケットに入るほどコンパクトなカメラで、AEブラケティングが超細かく設定できたからです。
それだけで個人的には十分です。

旅行のスナップ用としてもXF10は優秀です。
コンパクトなカメラは荷物になりませんし、写りは富士フイルムの高画質です。
光学ズームはありませんが、デジタルテレコンバーター機能を使うと、28mm→35mm→50mm 相当の画角で撮影することもできます。

気楽な旅カメラとしおすすめですよ。

それでは、今回はこのへんで。