こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です
日本の夏、HDRの夏を楽しんでいますか?
そうなんです。HDR写真って、夏との相性がメチャクチャ良いんですよ。
HDR写真がキリッと決まる天候や被写体をまとめてみました。
「何を撮っていいかわからない!」って初心者さんも是非、参考にしてみてくださいね。
HDR的三種の神器ってとこでしょうか。
雲・人工物・反射これらが入っているとHDR写真はバシッと決まります。
3つ揃ってなくても、どれか1つでもあれば「らしく」仕上がります。
雲はHDR効果がわかりやすい
一般的な風景写真では脇役な「雲」ですが、HDR写真ではそれ自体が主役にもなります。
特にHDR初心者さんには、その効果がわかりやすいので是非試してもらいたいです。
作例は効果が分かりやすいように、強めの処理をかけています。
HDR加工していない雲と加工したものでは、表情がまったく違いますよね。
作例はを明るく仕上げていますが、明るさを落とせばダークな仕上がりに変化します。
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人工物で近未来的なイメージを創る
特に効果的なのがメタリックな質感の人工物です。
高層ビルや電波塔、ショッピングモールなどのピカッ!ツヤッ!としたものですね。
都会の方がHDR向きな建物は多いです。(田舎のHDR写真家はその点で苦労します、、)
人工物でも、木造やレンガ造りの建物は「古さや汚れ」が強調されます。汚れたイメージはノイズが目立ちやすく、後処理に手間がかかります。初心者さんは近代的なイメージの方がやりやすいと思います。
見えなかったものが見えてくる
窓ガラスや床の反射ですね。HDR加工すると通常の撮影では見えていない部分の写り込みが強調されます。
あと、水田などの「水」の反射ですね。これも「青さ」が強調されて綺麗ですよ。
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夏はHDR的条件が揃いやすい
日差しが強く積雲が発生する夏は、HDR映えしやすいんですよ。
雲に関して言えば、天候が変わりやすいの夏の気象状況もHDR的にはアリなんです。発達した雲をHDRすると、モクモク感が半端ないっす。
また、日差しを受けるビルや水田の反射もいい感じになります。
そんな理由から、夏はHDR撮影にもってこいの季節なんです。
あと、夜は涼しくなるので夜景の撮影にもいいっすよ。冬場の夜景は厳しいですからね。
HDR写真が向かない被写体とは?
雲・人工物・反射がHDR的三種の神器とすれば、こちらはHDR的三悪とでも言いましょうか、、。
どうにもHDRとの相性の悪い被写体です。
と、こんな具合です。
人物や食べ物はシャドウ部分が強調されてグロテスクな感じになります。
植物の場合、グロテスクな感じは食べ物と同様ですが、それよりも木々の枝葉が微妙な風で揺れているためにHDR合成が上手くいかないことがおすすめできない理由ですね。
もちろん、このテイストが好きだ!って方はその道を突き進んでいただいてもいいかなとも思います。
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向かいない被写体をそれなりに仕上げてみる
それでも長いことHDR写真を撮っていると、「向かいない被写体」もそれなりに仕上げることもがきます。
今回は、人物と植物の作例を紹介します。
人物は弱めにHDR、背景は別処理する
人物をガッチリ処理すると、先ほどのような「グロイ」感じになります。
なので、今回は以下のような順序で作成しました。
- 1回目は、主役の人物を弱めにHDR合成(Photomaix pro)
- 2回目は、建物などの背景を通常のHDR合成(Photomaix pro)
- 2枚のHDR画像をPhotoshop上で合成
そして出来上がったのが下の写真です。
まあまあ見れる感じになっている思うのですが。どうでしょう?
植物は被写体を選んで、強めの処理をしてみる
細かい枝葉の合成が厳しい植物ですが、風がない時を狙えば合成はできます。
問題はHDR合成した時のグロい感じです。これを解消するには、撮る被写体を選ぶようにします。
ボクの経験でHDR合成してもいけるかなって植物は
- 枯れ葉
- アロエ
- 竹
- 植物だけで撮らずに建物と組み合わせる
植物単体で言うと、どれもパキッとした質感ですね。こういった植物はHDRにしてもなかなかカッチョよく仕上がります。
最後の植物と建物の組み合わせですが、この組合わせは廃墟っぽい感じになります。あれです、ラピュタの感じです。
最後に、今回のまとめ
- HDR向きの素材は、雲・人工物・反射
- 夏場の強い日差しと変わりやすい天候はHDR的にはありです!
- HDRに向かないのは、人物・食べ物・植物
- 不向きな素材でHDRする時は、処理方法を工夫しよう!
最初の内は効果が分かりやすい雲や人工物を撮ると、楽しめると思います。
細かい処理方法も追って紹介しますので、是非チェックしてくださいね。
それでは、今回はこのへんで。