yama

こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です

この記事では、ロゴ作成を事例に文字レイアウトのコツを紹介します。

当ブログの読者様からよくある質問が、ロゴマークと文字の配置やバランスがうまくとれないというものです。

文字を配置するコツは次の3つ

  • 一定のルールで揃える
  • 強弱をつける(メリハリ)
  • 情報の整理

今回は「揃える」「強弱」「整理」の3つのポイントについて作例を元に解説します。

ロゴ作成時の条件を整理

特に依頼されてロゴマークを作成する場合、作成条件や要望があります。
個人で使う場合でも、こんな風にしたいとかありますよね?それを作成条件と考えます。

ここでは、以下の作成条件があったとします。

会社名:株式会社NCD
店舗名:デザイン相談サポート Hitori Design

  • 会社のシンボルマーク「虹」を入れたい
  • シンボルの下部分に会社名のNCDを入れたい
  • ロゴマーク内に店舗名を入れる
  • 書体など、後はお任せ
yama

ザックリとしてますが、実際の依頼でもあることです。

今回はシンボルマークは決定しているとして、文字部分(ロゴタイプ)を作っていきます。

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ロゴ全体のレイアウトはバランス・使い勝手が重要

シンボルマークとロゴタイプを組合せてレイアウトする時に注意したいのが、全体のバランスです。
ロゴマーク全体が極端に横長(または縦長)・デコボコがあると、使い勝手が悪くなります。

作例① 極端に横長なロゴのレイアウト

横長なロゴ

全ての要素を配置してみました。社名も全て素直に入れています。

どうでしょうか?
こんなものかなって感じですか?

ロゴマークは、WEBサイト・名刺・封筒など様々な媒体に使用します。
極端に横長なロゴの場合、使い勝手が悪いと感じませんか?

横長のロゴを名刺に配置

ロゴ単独ではOKに感じても、配置場所が限られたり、可読性が悪くなるロゴマークは使い勝手が悪く、使用する度にロゴを調整する、、ということも起こり得ます。

作例①の改善点
  • ロゴ全体が極端に横長
  • 使用するツールを意識していないレイアウト

作例② ロゴ全体にデコボコがあるレイアウト

極端な横長を回避するために文字に改行を入れてみました。

凹凸のあるロゴ

横長感はなくなりましたが全体のシルエットがデコボコで、アンバランスですね。
同じように名刺に配置してみましょう。

凹凸のあるロゴを名刺に配置

作例①より、名刺でのロゴ配置パターンは増えましたね。
右寄せ、左寄せもしやすくなりました。

ですが、ロゴ全体のバランスが悪いため、収まりが悪く無駄なスペースを使っています。

作例②の改善点
  • 店舗名がシンボルの高さに収まっていない(デコボコがある)
  • 文字サイズが同じでメリハリがない
  • 文字の頭位置がバラバラで揃っていない
  • 株式会社NCDという表記がシンボルと重複している

揃える・強弱・整理でロゴマークをレイアウト

作例②をベースにロゴ全体の配置とバランスを調整しましょう。

ロゴの改善点

バランス調整したロゴがこちら

バランス調整したロゴ

ロゴタイプとシンボルマークとの高さを揃えました。
また、文字の頭位置を左詰めで揃えました。
デザイン相談サポート、Hitori Design の文字サイズに強弱をつけました。
「株式会社〜」の社名はシンボルマークと重複しています。
正式な社名は名刺やサイトなどに表記するため、重複している情報を整理しました。

これらはロゴに限らずレイアウトの基本です。

  • 一定のルールで揃える(今回は高さと頭位置を揃えました)
  • 強弱をつける(メリハリ)
  • 情報を整理する

このルールから敢えて外すこともしますが、基本は「揃える」「強弱」「整理」です。

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ロゴ作成のレイアウトサンプル

今回のロゴマークのレイアウトサンプルです。
シンボルマークは共通、ロゴタイプ(文字)のレイアウトを変更しています。

ロゴレイアウトパターン(1)

 シンボルマークとロゴタイプの並びを反対にして、虹がロゴタイプに掛かるようにレイアウトしたパターン。

ロゴレイアウトパターン(2)

シンボルと文字を上下にレイアウト。全体のシルエットは横長です。

全体のシルエットは正方形に近くなっています。
ロゴ全体を正方形に収めると、使用する媒体が横長でも縦長でも使いやすくなります。

シンボルとロゴタイプの基本レイアウトは、左右もしくは上下に並べましょう。

最後に、今回のまとめ

ロゴ作成の事例から文字レイアウトのコツを紹介しました。

  • 一定のルールで揃える(高さ、左寄せ、右寄せなど)
  • 強弱をつける(メリハリをつける)
  • 情報の整理(情報の重複など)

ロゴマークに限らず、名刺や封筒、チラシなどを作る時も基本は同じなので、一度覚えてしまえば作業効率はアップしますよ。
また、「何か変だな?」と感じた時も、修正するキッカケが掴みやすいです。

ロゴの文字に使うフォント選び(書体)でお悩みの方は ロゴ作成に何のフォントを選べばいい?書体選びのヒントと使い分け  の記事を参考にしてください。

それでは、今回はこのへんで。