こんにちは、yamaです。
パナソニックのミラーレス一眼 LUMIX GX7MK2のレビュー、今回は広告の商品撮影用カメラとして使ってみました。
ネットショップなどで商品撮影、いわゆるブツ撮りをする方も多いと思います。
ブツ撮りは限られたスペースで撮影することが多いですが、実際に撮影してみてかなり使いやすいと感じました。
GX7MK2 + キットレンズで撮影、撮影時に便利だった道具もあわせて紹介します。
GX7MK2と標準レンズキットで撮影する商品撮影
今回は、メニュー作成の一貫として、主に紹介したい料理2点と、予備1点の合計3点の撮影をしました。
撮影した料理とメニューのイメージがこちら。
左上の「車えび焼き」と右下の「金目の煮付け」を写真付で紹介。
全商品を網羅するメニューではないので、上記2点と他の料理数点を掲載したシンプルなメニュー表です。
メニューにはラミネート加工とセンターに折り線を加えて、見開きで使えるようにしました。
また、メニューに掲載する写真はお皿の形に切り抜く予定だったので、「切り抜き」を前提に撮影しています。
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GX7MK2で撮影した商品写真の作例
今回撮影した写真がこちらです。
今回の撮影ではお皿がキッチリ入る様に撮影しています。
これはメニューのレイアウトをする時に、写真を切り抜きで使用するためです。
絞りはF9、ISO感度は200、シャッタースピードは1/4秒くらいから明るさを確認しながら撮影しました。
カメラは三脚で固定しています。手振れ対策はもちろんですが、何枚も撮るのにカメラの角度を維持するのは大変ですからね、三脚を使った方が楽だし作業も速いです。
一般的な料理の撮影方法を紹介するブログでは、もっと寄ったイメージだったり、カメラの高さをもう少し下げ、絞りをあけて撮影しているはずです。今回は切抜き用の写真素材です。
GX7MK2と一緒に使いたい撮影道具
営業中の店内にお邪魔するので、荷物は最小限にまとめました。
GX7MK2はとてもコンパクトなので、以下の荷物ならば小型のカメラバッグで充分収まります。
- GX7MK2
- 標準レンズ(12-32mm)
- 小型のレフ板
- iPhone
- 三脚
撮影場所は店内のお座敷。
室内での撮影の場合、照明の具合によって撮影が難しくなります。店内が薄暗く、照明も特殊だと料理の色を正確に出すのが難しいです。
今回は日中であったこと、自然光が入る窓の近くを撮影スペースとして確保してくださったので、とてもやりやすい環境でした。
ブツ撮りの中でも料理写真は「逆光または半逆光」が基本、なんて言います。
これは後方から光を当てると、料理に立体感が出て質感が表現できるわけですね。
今回は、テーブル配置の関係で完全な逆光状態を作ることは難しいので、半逆光くらいから調整しました。
個人的には「半逆光」から「サイド光」ぐらいが好きなので、自分好みな光の条件でしたねw
懐中電灯アプリを補助光として使う
持ち込んだ機材の中にiPhoneがあります。
何に使うかといえば「撮影の補助光」として便利なんです。
実際の撮影例から紹介しましょう。
写真左下の影は実際はもっと強く出ていました。この影を和らげるために、スマホのライトを使います。
やり方は簡単です。上記の作例だと左下からライトをあてるだけです。
カメラの液晶画面を見ながら影が柔らかくなるポイントを探します。
スマホをかざすことに集中しすぎて、フレーム内に自分の手が入らないように気をつけましょう。
ボクはiPhoneを使っていますが、3Dタッチに対応したiPhone(6s/6sPlus、7/7Plus)ではLEDライトの明るさが調整できるので、より便利に使えます。
でも、大丈夫です。そんな時こそアプリを使いましょう!
ボクが使っているアプリは、Light – LED Flashlight [icon class=”icon-link”] というアプリです。
Light – LED FlashlightはAppStoreで無料で配布されています。操作もシンプルです。
アプリを起動すると上記の画面が起動して、ライトが点灯します。
画面中央がON/OFFスイッチ、左側にあるバーをスライドすると明るさが調整できます。
最大で通常の明るさ程度でしょうか。最低にするとうっすらといった感じです。
起動ボタンの下に3つのボタンが配置されています。
中央ボタンは「点灯」状態。左右のボタンは一定間隔で点灯する周期を調整できます。
左側は、自動で一定間隔で点灯します。右側は点灯の間隔を自分で設定できます。
Light – LED Flashlight は操作も簡単なので使い勝手のいいアプリです。
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最後に、今回のまとめ
今回の撮影でGX7MK2はブツ撮りの仕事で使えるカメラだと感じました。
撮影中に特に便利だったのは、
- チルト液晶
- タッチフォーカス
この2点ですね。
液晶が動くと撮影中に商品の配置を動かしたり、バランスを変えたりの確認がしやすいです。
さらにタッチフォーカスでピント確認もすぐにできるので、とても楽でした。
今回は使いませんでしたが、フォーカスブラケット機能も商品撮影で使える機能ですね。
GX7MK2はテクノロジーの素晴らしさで、仕事を助けてくるカメラって感じです。
プロの商業カメラマンさんにはこの手の便利なカメラって敬遠されそうですが、PCとかスマホとか便利な機能ってバンバン使うじゃないですか?
そんな感覚で使っていけばいいんじゃないかって思います。
それでは、今回はこのへんで。