こんにちは、yamaです。
新しいお店がオープンしたとします。
さて、どうやってお知らせしますか?
「ホームページ、ブログを作ろう」
「既存のお客様へDMを送ろう」
「折込みチラシで地域へ知らせよう」
これらが、一般的な活動ですよね。
では、こうした活動を感覚的に何て言いいますか?
多分「宣伝しよう」「広告でも作るか」って言いますよね。
何かを告知する時、「宣伝」「広告」って無意識に使い分けていませんか?
もしかしたら、「もっとPRしよう!」なんて言う時もあるかもしれませんね。
今回は、宣伝・広告などのちょっとした言葉の違いについて紹介します。
広報と宣伝の違いって何?
宣伝・広告・PRなどなど…ほぼ無意識に使い分けていますが、違いはご存知ですか?
また、広告によく似た言葉で「広報」もありますが、先ほどは出てきませんでしたね。
なぜでしょう?
新店舗がオープンするときに「広報しよう」とは言わないですよね。
感覚的にも「広報」と「宣伝」「広告」は別物のように思えます。
宣伝と広告は何となく同じような感じがするけど、広報とは別のような気がする。
こんな感じでしょうか?
結論から言うと、同じだけど別の物というのがボクのこたえです。
- 広報はメディアに取り上げてもらう活動
- 宣伝は広告物を使ってアピールする活動
ということです。
広報と宣伝の違い、宣伝と広告の関係については、ひとり広報の仕事って何?広報・宣伝・PR・販売促進との違い のページで紹介しています。
広報も宣伝は、方法は異なりますが、求めている結果は基本同じなんですよね。
新店舗オープンの話に戻ると、求めている結果は「集客」や「売り上げ」です。
そして、店舗がメディア(紙媒体、WEBなど)を有料で作成または購入して告知するのが宣伝です。
宣伝に使うチラシやDMが広告です。
広告は宣伝活動の一部なので、同じような気がするのは決して間違っていないんですよ。
広報の場合は、
- オープンや新商品のプレスリリースを知ったマスコミが記事にしてくれた!
- テレビの取材が来た!
- ブロガーさんが記事で話題になった!
これらは広報活動の成果と言えますね。
店舗側の活動に置き換えると、
- プレスリリースを作る
- お店のブログで記事を書く
- Facebookなどのソーシャルメディアを使う
などが広報活動となります。
ちなみにPRという言葉は、メディアに取り上げてもらうための戦略的な活動を指します。
なのでPR=広報と考えられることが多いですね。
どうですか?何となく違いがわかりましたか?
一般的には「宣伝」の方が取り組みやすいですよね。
費用はかかりますが、自分たちの出したい時に思いをダイレクトに伝えられるのは強みです。
広報の場合、第三者が記事や映像化するために、自分たちの思いとは違った表現になることがあります。
ですが、客観的な言葉が信頼性を高めてくれるプラスの要素があります。
ゴリゴリのチラシ広告より、雑誌記事の方が信頼できそうなのはそのためですね。
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広報と宣伝の効果
宣伝広告は、カンフル剤的に即効性があるツールとして使われます。
また、広告主主導で進められるために、企画から実行まで期間も短く進めることができます。
仮に折り込みチラシの場合、特売日に集客できたかどうか、売り上げがあったかで、効果も即日検証することができます。
実行と効果。いずれも早いのが「宣伝」の特徴です。
広報活動は結果が出るまで時間がかかります。
いくら自店のブログ記事を書いても、Facebookを更新しても、メディア(第三者)が取り上げない限り、広く知らせる事は困難になります。
しかし、継続的に取り組むことができ、費用をかけずにできる活動なので、長期的な店舗運営には欠かせない活動になります。
「広報」は効果が出るのに時間がかかる。継続的に進めるべき活動。
最後に、今回のまとめ
今まで店舗や中小企業が「宣伝」と言っていた活動の多くは、「広報」にシフトしています。
チラシはやらないけど、ブログやSNSは使うってことありませんか?
発端は経費節減かもしれませんが、進んでいる方向は「広報活動」なんですよね。
というわけで、これからも当ブログでは広報活動に役立つ情報を書いていきたいと思います。
それでは、今回はこのへんで。