こんにちは、yamaです。
ボクがHDR写真を撮るようになったのは2009年頃。
HDRとの出会いが、DTPやWEBの技術を磨くのにとても役立ちました。
HDRを知ったきっかけは、以前勤めていた事務所で発行していたフリーマガジンに、写真をメインにした記事を企画したとき。
そのころのボクは、業務でデジカメは使っていましたが「写真」への興味は全くありませんでした。
あくまでチラシやパンフレットを作成する時の素材だったんですね。
そんなボクが何故「写真メイン」の記事を企画したかと言うと、
大きな写真をバンッて載せれば、それだけで誌面が埋まるからという、恐ろしく単純な理由でした。(←よくこんな企画でOKだったなと、今でも思います。)
写真について技術も知識もない状況でネット界隈で見つけたのがHDRでした。
ブレードランナーの世界だ!
最初に見たHDRは、東京の夜景だったと思います。パキッとした写真に未来の景色を感じてしまったわけですね。その時に思ったんですよね。これは面白いぞって。
『ブレードランナー』(原題:Blade Runner)は、1982年公開のアメリカ映画。フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(原題:Do androids dream of electric sheep?)を原作としている。
SF映画の金字塔として評され、1993年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。全米週末興行収入成績初登場第2位(1982年6月25日-27日付)。
本作が提示した猥雑でアジア的な近未来世界のイメージは1980年代にSF界で台頭したサイバーパンクムーブメントと共鳴し、小説・映画は元よりアニメ・マンガ・ゲームなど後の様々なメディアのSF作品にも決定的な影響を与えることとなった。
そんな勢いで撮ったのが下の写真です。
当時持っていたRICOH GR DIGITAL Ⅱで撮った東京タワーからの夜景です。この写真とHDRとは?みたいな記事を書きました。
あれから何年も経ってカメラもPCも変わりましたけど、HDRは続けています。
最近の作風はこんな感じ。
仕上げの好みとか、加工の方法が当時とは違うのでイメージも変わってますね。
スポンサーリンク
HDRに写真的センスは必要なし。
HDRという当時としては珍しい表現から写真を始めましたが、写真そのものへの興味もそれからグッと高まりました。
またHDRの場合、PCでの加工が必須となるので、画像加工の練習にもなりましたね。Photoshopの使いこなしの幅も広がりました。
写真そのものは大したものじゃなくても「いい写真ですね」なんて言っていただけたことも、続けるモチベーションになっていると思います。
HDRには写真的なセンスとかテクニックってほとんど必要ないです。
少しの慣れと興味さえあればいくらでも表現できる写真だと思います。まあ、センスはあるに越したことはないですが。
ボクが実際に撮っている写真だって加工前の写真てこんなですよ。
まったくもって大したことないです。だって、その場でパシャパシャって撮っただけですから。気楽なもんです。
ボクが続けてる理由は、単に面白いからというのと、Photoshopなどの練習になるからです。
DTP初心者さんはHDR写真が練習の場になるよ
HDR写真は元の写真に強烈に加工をしていくので、ノイズが大暴れすることがよくあります。また、彩度が飽和した写真になることもあります。それらを上手く処理するには、慣れやテクニックが必要です。
ボクはHDR作成を繰り返すことで、画像加工のコツを掴んだと思います。
まあ、やってる本人は面白がってやってただけで、「練習しよう!」みたいな気はなかったですけど。結果的には練習になったのかなと。
マスクを使っての彩度・明度の調整や、コントラストの強弱など、DTPやWEBのデザインワークで行うことをHDRの仕上げでよくやりますし、また通常の写真よりも効果の具合がわかりやすいので練習用の素材としても良いと思います。
例えば、WEB上で写真をシャープに見せる方法とかもあるんですよ。それらを知ったのもHDRの作業上知ったテクニックです。
というわけで、HDRは趣味としても楽しいしDTPやWEBのデザインワークの練習にもなりますよって話でした。