こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です
ここでは、360度カメラ Insta360 ONE X2のレビューと作例を紹介します。
購入から半年程使用してのレビューです。
これまで360度カメラを数台使用してきましたが、Insta360 ONE X2は、画質・操作性・アプリとの連係・アクセサリーの豊富さなど、最もバランス良く使いやすいカメラだと感じました。
360度カメラに興味のある方にオススメできるカメラです。
Insta360 ONE X2の特徴
ボクが購入したのは、Insta360 ONE X2本体以外に自撮り棒、バレットタイムハンドル、レンズキャップ、SDカードがセットになった「ライト版クリエイターキット」です。
Insta360 ONE X2の特徴を簡単にまとめます。
- ワンショットで360度撮影可能
- ポケットに入るコンパクトなボディ
- 動画は360度で最大5.7K撮影可能(5760×2880)
- 静止画は360度で最大6080×3040PX
- HDR撮影可能(静止画・動画)
- タイムラプス、タイムシフト動画撮影可能
- 強力な手振れ補正 FlowState技術
- 大型バッテリー
- タッチスクリーン操作可能
- LOG撮影可能
- 片側レンズだけを使うステディカムモード搭載
- 内部マイク4つ装備
- 外部マイク対応(別売のマイクアダプターが必要)
- USB Type Cに対応
- IPX8の防水機能で本体のみで水深10mまで撮影可能
- 自撮り棒など純正アクセサリーも豊富
- マイクロSDカード対応(最大1TBまで対応)
- スマホ・PC用の編集アプリ(モバイル:iOS・Android、PC:Windows・Mac対応)
ズラッと書き出しましたが、かなりの高機能です。
近年のアクションカメラで定番になっている、タイムラプスやスローモーションなどの特殊な動画撮影も可能です。
Insta360 ONE X2の本体価格は5.5万円程(税込)です。
他機種と比較するとGoPro MAX と同価格帯です。
- RICOH THETA V→約4万円
- GoPro MAX → 5万円代
- RICOH THETA Z1→約11万円
RICOH THETA Z1は360度カメラの中では高価格帯の機種で約11万円、当サイトで紹介した Qoo Cam8Kが6万円台です。
Insta360 ONE X2はコストパフォーマンスの良い機種だと思います。
より詳細なスペックは、Insta360 ONE X2 の公式サイトでご確認ください。
製品外観
Insta360 ONE X2は、ボクがこれまで使ってきた360度カメラの中では最もコンパクトな機種です。
本体サイズ 4.62 x 11.30 x 2.98cm(幅×高さ×奥行き)、重量も149gと軽いため上着のポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。
外観の特徴は、丸型のHDタッチスクリーンです。操作の感度も良く、遅延なく操作できます。
個人的には以前紹介したQooCam 8Kのような四角いスクリーンの方が扱いやすいですが、デザイン的な意味で丸型なのかもしれませんね。
非常に小型で、手全体で持つというより指先で持つ感じです。
シャッター操作は一般的なデジカメより硬く、「カチリ」としっかり押し込むイメージです。
軽量コンパクトなため、上着のポケットに入れて持ち運びできます。
本体サイズと比較して巨大なバッテリー。
バッテリー容量は1630mAhで連続駆動時間は80分です。前機種のONE Xから55%改善されています。
数十秒から数分の動画撮影や静止画を撮り歩く使い方であれば、1日持ち歩いても問題ないバッテリー容量です。
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Insta360 One X2はアクセサリーが豊富
自撮り棒・レンズ保護キャップ・ケースといった360度カメラ定番アクセサリーだけでなく、アクションカムとしての使い勝手を向上させるアイテムが用意されています。
- レンズキャップ
- レンズ保護フィルター
- マイクアダプター
- 見えない自撮り棒 + 三脚
- 120cm 見えない自撮り棒
- バレットタイムハンドル
- バレットタイムコード
- バッテリー充電ステーション
- 万能フレーム
- 潜水ケース
上記以外にも「スケボー撮影セット」などアクセサリーセットもあります。使用目的が決まっている方にセットは嬉しいですね。
アクセサリーの詳細は、Insta360 公式サイトで確認していただけます。
次に、ボクがInsta360 One X2 と同時に購入したアクセサリーを紹介します。
120cm 見えない自撮り棒
360度映像に映り込まない自撮り棒で、収納時は23.5cm、最大で120cmの調節が可能です。
自撮り棒を引っ張るだけで無段階の調節可能です。
伸ばした後の自撮り棒を締め付けて固定する機構はありません。
自撮り棒の底部には1/4インチのネジ穴があります。
主にバレットタイムハンドルの装着に使いますが、市販の三脚などに取り付けることも可能です。
自撮り棒を目一杯伸ばして撮影すると、ドローンで撮影したような映像表現が可能です。
ONE X2本体だけでも360度映像は撮影できますが、自撮り棒を使うとアングルの自由度がグッとあがるのでオススメです。
バレットタイムハンドル
自撮り棒のように手に持った撮影と、脚部を開いてミニ三脚としても使用できます。
見た目の質感も高く、三脚部の安定感もしっかりしています。
三脚は固定式で高さ調整はできません。
バレットタイムハンドルは卓上三脚としても使用できますが、最大の特徴は自撮り棒とL字型に接続することで、頭上でスイングしながらの撮影ができることです。
三脚ネジが2箇所ありますね。
真っ直ぐに接続すれば、自撮り棒を延長して使うことがきますし、L字型に接続すればスイング撮影が可能になります。
バレットタイムハンドルと自撮り棒は単品購入可能ですが、バレットタイム撮影キットがあります。
どちらか一方でも購入を検討している方はセットの方が良いと思います。
レンズキャップ
Insta360 ONE X2本体の付属品にボディケースがあります。
基本的にはボディケースがあれば大丈夫だと思いますが、レンズ剥き出しなのがどうしても気になるので、ボクはレンズキャップを購入しました。
本体とキャップの脱着はスムーズで扱いやすいです。
脱着でレンズに傷が付くようなことはないと思います。
若干無理やりですが、レンズキャップを付けた状態でボディケースに入れることも可能です。
ボディケースの口が伸びるのでおすすめはしませんが、入れることはできます。
ボクはレンズキャップは付ければ大丈夫かなと思っています。
Insta360 ONE X2の使用感は?
- 電源オンから撮影可能までが早い
- シャッターを押すだけで撮影可能
- 静止画・動画ともに綺麗
- タッチスクリーンの反応がスムーズ
- スマホアプリとの連携もスムーズで使いやすい
全体に動作が機敏でサクサク操作できます。
アプリとの連携、アプリからの撮影操作もスムーズですね。
以前レビューしたQooCam 8Kは起動中に強烈なファンの音がしましたが、Insta360 ONE X2は動作音も静かです。
ボクのInsta360 ONE X2の撮影セットです。
ONE X2本体と自撮り棒を接続、スマホと自撮り棒をホルダーで固定してアプリで撮影します。
コンパクトさは失われますが、スマホ画面は操作・プレビューしやすいですね。
スマホホルダーは純正アクセサリーにないため、自撮り棒にあった物を適当に使っています。
360度カメラとしての使用感
Insta360 ONE X2に限らず、360度カメラの撮影はシャッターを押せばOKなので、基本操作はどの機種も簡単です。
ボクが360度カメラの使用感で重視しているのが次の3つです。
- 操作性(設定変更しやすい)
- 撮影後のチェックがすぐにできる
- スマホで編集しやすい
360度カメラは本体の形状が特殊なため、操作ボタンが極端に少なくなります。
また、プレビュー用のスクリーンがない機種もあるため、設定変更や撮影後の映像チェックがすぐにできない場合があります。
Insta360 ONE X2はこの点で非常に優秀です。
小さいながらもスクリーンがあり、本体の応答も機敏なので撮影のストレスは少ないです。
また、アプリとの接続も安定しているため、データの移動や編集も非常にスムーズです。
カメラ操作・アプリの編集方法はInsta360 X2 オンラインマニュアルで確認することも可能です。
Insta360 ONE X2はアクションカムとして使える
Insta360 ONE X2の魅力は、アクティブなアウトドアレジャーでガンガン使えることです。
- 強力な手振れ補正
- 大容量のバッテリー
- 本体のみで水中撮影が可能(IPX8等級、水深10メートルの防水)
- ステディカムモード
ボクは子供たちと山遊びや川遊びをするので、本体に防水機能があるのはポイント高いです。
川遊びで気兼ねなく使えるのが嬉しい!
GoProなどのアクションカムの感覚で持ち出しています。
ONE X2のアクションカムらしさを強めているのが、ステディカムモードです。
ステディカムモードは、片側のレンズだけ撮影するモードです。
画角は150度で、超広角・広角・リニアの3種類から選べます。
3つの違いは補正強度の違いです。
超広角・広角は画角はかなり映像が歪みます。ボクは歪みの少ないリニアを使うことが多いです。
公式サイトでは、通常のデジカメのように持ち方をしていますが、シャッターボタンは背面のためこのスタイルでは撮影しにくいですね。
防水機能もありアクティブに使えるカメラですが、本体のレンズが剥き出しなのでレンズ保護は必須です。
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使って気になるところ、改善して欲しい点
- マイクロ SDカードの出し入れがしづらい
- タッチスクリーンは丸型でない方が使いやすい
マイクロSDカードは本体側面のバッテリー室に入れます。
カードを本体に沿って挿す方式のため、セット後にカード部分の突起がなく、取り出しが非常に大変です。
Insta360 ONE X2の丸型のスクリーンより、QooCam8Kのように四角の方が使いやすいですね。
気になる部分はこの程度で、全体的に使いやすい360度カメラです。
QooCam 8Kについては、360度カメラ QooCam8Kレビュー&作例紹介 ハイスペックWindows PC必須で焦る の記事で詳しく紹介しています。
作例紹介
Insta360 ONE X2の作例を紹介します。
撮影後、スマホアプリで編集しています。
写真作例
Insta360アプリで編集しました。
画像右下のInsta360 ONE X2のロゴマークはアプリ上で消すこともできます。
動画作例
動画作例はインスタグラムに掲載した動画を使用しています。
画質がかなり劣化していますね。インスタグラム投稿時の設定で改善できそうですが、ボクが操作になれないといけないですね。
Insta360 ONE X2の画質はどう?
静止画・動画ともに満足な画質です。
画質の良し悪しの判断は人によって違いますし、一眼カメラの写真と比較すれば当然違いはあります。ボクの場合、360度カメラの映像は家族とスマホで見ることが多いので、充分満足ですね。
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Insta360 ONE X2の静止画・動画の編集
Insta360 ONE X2の静止画・動画はスマホ・PCのアプリで編集が可能です。
スマホアプリはAndroid・iOSに対応、PCアプリもWindows・Macに対応しているため、ユーザーの環境に合わせた編集体制を構築できます。
ボクは、写真編集・SNSへの投稿はスマホアプリ、複数の動画編集をしたい時はPCアプリと使い分けています。
スマホアプリで編集
Insta ONE X2とスマホの接続、アプリでの編集からSNSへの投稿までスムーズで使いやすいです。
まずは、アプリをダウンロードしましょう。
- iOS端末は、App Storeで「Insta360」と検索
- Android端末は、Google Play StoreまたはAppGallery ダウンロード可能
Insta360 ONE X2本体とスマホアプリを起動するとWi-Fiで接続されます。
接続も簡単なのですぐに使えますよ!
スマホに表示された画像一覧から編集したい画像(静止画・動画)をタップすれば編集可能です。
編集用の元データをスマホに転送せず、アプリ上で編集できるのが便利です。
動作も快適で遅延などはありません。
Insta360アプリの写真編集画面。
アイコンだけでなく日本語訳も表示されるため、操作で迷うことはないです。
撮影後にアングルを自由に変更できるのが、360度映像の楽しいところです。
露出、シャープネス、コントラスト、ハイライト、シャドウなど写真編集でよく使う基本機能も揃っています。
より詳細な編集したい場合は、Insta360アプリでアングルを調整、別の写真アプリで編集すると良いでしょう。
編集データを書き出す時に、SNSへの投稿も可能です。
作業の流れが整備されているのでマニュアルなしでSNS投稿まで簡単にできます。
PC用アプリ Insta360 Studio 2021で編集
Insta360 Studio は360度編集ソフトウェアです。
公式サイトからダウンロード可能、Windows版・Mac版が用意されています。
動画編集する時は、Insta360 Studioを使うことが多いですね。スマホアプリでも動画編集できますが、PCの方がやりやすいと感じます。
タイムラインを上で360度動画のアングルを編集するのが、Insta360 Studio 2021での主な作業です。
Insta360 Studio 2021は、Adobe Premier ProやFinal Cut Proとの連携機能があります。
360度映像のアングル編集はInsta360 Studioに、動画全体の編集はPremier Proといった具合に役割を分担できるので作業しやすと感じました。
Insta360 ONE X2を使用した感想まとめ
Insta360 ONE X2は、高性能で使いやすい360度カメラです。
- 本体が小型軽量
- 静止画、動画ともに高画質
- アクセサリーが充実
- 撮影はシャッターを押すだけでOK
- 編集はスマホアプリでも十分できる
撮影から編集までスムーズで、アプリからSNSへの投稿もできるので管理も非常に楽です。
360度カメラ初心者さんも使いやすいオススメのカメラです。ボクは気軽に持ち運ぶカメラとして楽しんでます。
それでは、今回はこのへんで。