こんにちは!広報デザイナーのyama(@ひとり広報)です
カメラを持ち、写真を撮るようになってどれくらいでしょう。
好きで続けているのは間違いないですが、「なんで好きなの?」って言われたらどうだろう。
そんなことをつらつらと考えてみました。
写真が先か、カメラが先か?
最初にハッとするような写真に出会うか、カメラという機械に興味を持つかで「好き」の方向性が違うように思います。
ボクは完全に後者で、撮られる側だった子どもの頃は写真が嫌いなくらいでした。
ボクにとってカメラと言えば、デジタルカメラです。
フイルムカメラはインスタントカメラしか使ったことありません。デジカメに出会うまでは全く興味がありませんでした。
はじめて使ったデジタルカメラは、富士フイルムのFinePix2900Zという機種。
このカメラは1999年に発売された200万画素(2000万画素ではないですよ、200万画素ですw)のデジタルカメラ。
以前勤めていたデザイン事務所で発売と同時期に購入し、チラシ広告の撮影機材として使ったのが最初です。
当時、写真画質はフィルムカメラに全く及ばないというのが、当たり前の認識でした。印刷用として使えるサイズも7cm四方が限度だった記憶があります。
ですが、フィルム代・現像代がかからないこと、広告制作の現場でMacによるDTPが主流になろうとしていた頃だったで、撮影後すぐにデータとして使えるデジカメは、ボクの中であっという間に「カメラ」として定着しました。
200万画素のコンデジが10万円を超える時代でしたが、未来の道具を「もっと知りたい」と思いボクも購入したことを覚えています。
スポンサーリンク
なぜ、写真なのか?
知識欲的な動機でカメラの使い方を覚えたわけですが、仕事を通じて使い方がわかってくるとプライベートでも使いたくなるから面白いものです。
でも、何を撮ればいいのか、撮った後どうしたらいいのか、全くわかりませんでした。
ネットは今のような快適性はなく、情報源は雑誌・本が主流でその内容もハウツー的なものばかりでした。
撮ってみたい気持ちがあっても、何に興味を向けたらいいのかわからない感じでした。
ドライブした先の風景、昆虫や花を撮ってみましたがどうにもピンとこない。
いつしか写真への興味も薄れ、仕事の広告素材として写真を撮るだけになっていました。
そんな時、写真として初めて魅力を感じたのがHDRでした。
そこに広がっていたのは大好きな「ブレードランナー」や「AKIRA」のようなSF映画の世界。
緻密なCGを描いたような、いくらか荒廃な表現にすっかり魅了されてしまいました。
それが写真であることが最高に素敵だったんですよね。
写真で何者かになる。
今ほど写真を発表しやすい環境ってないですよね。
ブログ、インスタグラム、フォトストックサービスなどなど。
自分だけが楽しむ環境は、もはや出そろった感じがします。
誰でも写真を楽しめる時代。とってもいいですよね。
ボクはそこから先へ進んでみたい気がするのです。
その一歩は自分の写真を「作品」と言ってみることからかなって思います。
「作品」と言った途端に、批判の対象になるでしょう。
「こんなの作品なんて言えない」とか「そのレベル、機材で作品とか笑えるw」みたいなね。
でもね、ボクは写真の価値を上げたいんですよ。
日本って写真の価値が極めて低いです。商業写真もなんもかも一緒。
それってとてもつまらない。自分の好きな事がバカにされているようでどうにも面白くないです。
ならば、写真に価値を与えられるような存在になりたい。
それが写真を撮る理由になるように思います。
それでは、今回はこのへんで。