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yama
ひとり広報・デザイナー
デザインがちょっと得意な静岡県民。趣味はカメラと写真。将来はフィンランドに移住し、オーロラを撮影したいと本気で思っている2児の父。
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モバイルボヘミアン感想 新しい気付きと、確信でパッと目が覚める感覚が最高!

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こんにちは、yamaです。
本田直之さん、四角大輔さんの共著「モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには」の感想を書きます。

これから先、どのように生きていくか?

この本には、働き方や生き方について、お二人が実践されてきたことや思考法が書かれています。
そして、これから何かをはじめようとする人達へのヒントも数多く書かれています。

もし、この本を読む機会があれば最初にやっていただきたい事があります。
それは「今のままでいいのか?」と自問することです。
具体的にどうしたいなんてなくても、あなたが今のままでいることに疑問があるならば、きっと参考になるはず。

目次

モバイルボヘミアンって?

本書の核である「モバイルボヘミアン」について紹介しましょう。

モバイルボヘミアンとは、仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。
「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」であり、「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」とも言える。

ボクと同様にサラリーマンの方は、「自分らしく」「自由な生き方」という言葉に憧れると同時に、本田さん・四角さんだからこそできた「特別なこと」と思い、いくらかの拒絶反応があるかもしれません。
ですが、お二人とも元々会社員であり、長い年月を経て現在のライフスタイルを手に入れています。
特別な才能のある人がひらめきで一瞬にして実現したものではなく、現実的な段階を踏んで紹介されています。

また、モバイルボヘミアンがライフスタイルであることもポイントです。
自由な生き方、好きなことをして生きていく、、なんて聞くと「じゃあ、会社辞めればいいのね」ってなりますけど、それは「働き方」を変えているだけですよね。言わばワークスタイルを変えているだけです。

住む場所、時間、収入、、ボクらの生活は「ワークスタイル」によりその大半が決定されています。
要は、ワークスタイルにライフスタイルが付随している感じです。
住む場所を決めるのに「通勤に困らない場所」なんて最たるものですよね。

ワークスタイル中心の生活から、自分が本当にやりたいこと、実現したいこと、大切にしていることを基準にし生活することがモバイルボヘミアンの生き方なのです。

本書は、自己啓発・ノウハウ本なので読み手によって刺さる部分は異なるかと思います。
ここからはボクの気づき部分を中心にお話ししていきます。

10年間封印していた言葉の解放

本書を読み上げるのに2週間以上かかりました。前例ないくらい遅い読書ペースです。

それは、本書に度々出てくる「アーティストのように生きる」というフレーズについて考えていたからです。

アーティストのように生きるとは、この10年間、自分が封印していた言葉でした。
広告のデザインやプランニングをする中で、心に決めていたのは「自分はアーティストではない」ということです。
中小企業の宣伝広告の仕事では自分自身を表現することは求められません。
仕事と割り切り、商品やクライアントをいかに表現し伝えるか、どのように運用するかだけに集中しました。
ある程度の結果を出せた事もありましたが、別の誰かに代わっていった仕事もいくつもありました。
要は、誰でもよかったわけです。代わりはいくらでもいたのです。

では、アーティストのように生きるとは何でしょう?

ただお金を稼ぐためだけ、食べるためだけに働くのではなく、得意なことや好きなこと、ライフスタイルそのものをコンテンツにして仕事をする。

これまで自分とは真逆の生き方ですが、気づいていた事でもあったのです。

これから先も広告宣伝を作り続けること、広告デザイナーであり続けることに疑問を持っていました。
特にブログをはじめてからその考えは強くなっていて、広告デザインの知識やテクニックは自分の「主」ではなく、「自分がやろうとしていること」をサポートする自分の特技くらいにしたいなと考えていました。

その答えを本書の言葉をかりるとすれば、「自分にしかできない仕事を創る」ってことだと思うのです。
サラリーマンだって、自分にしかできない仕事を創ると考えれば、真逆の存在に感じるアーティストのように生きられるのです。

仕事とプライベートの垣根をなくす

本書では、仕事/生活/趣味といった具合に人生を区分けするのではなく、日々自分の好きなこと、興味のあることを追求した結果がビジネスになったと紹介されています。
そうなってくると、どこまでが仕事か、どこからが遊びかなんて区別はなくなりますよね。

以前、出張していると仕事のオンオフの切れ目が曖昧になってくるという記事を書きました。
このパートの感想は、仕事のオンオフなんて切り替えない 興味あることの先を目指そう! の記事がほぼ全てです。

ボクは出張先でふと思ったような感覚でしたが、それを10年以上も前から確信して行動していたのですから、、凄いですよね。

オリジナルな個人を目指す

  • ライフスタイル優先に生きる
  • 旅するように生きる
  • 仕事とプライベートの垣根をなくす

これらのモバイルボヘミアンの特徴を掛け合わせ、オリジナルな個人として生きることがもっとも大事な事として書かれています。

これまでは1つのスキルを突き詰めることがいいとされてきたが、これからは組み合わせがオリジナリティを生み出す時代。

これだなって思いました。
先ほどの、広告を作り続けて行くことへの疑問もこれが答えだと思いました。
そして、自分の考えが決して間違っていないとも思えました。
この一文を読めたことが最大の収穫だったかもしれません。

組み合わせるものは、何でもいいんです。
「好きなこと」「興味のあること」自分の好きなものを組合わせれば、それがオリジナルになります。
ボクは本書を読みながら「自分の組合わせ」を考えていましたが、今までは違った発見がありましたよ。

これまでの気付きと確信的な部分で、なんと言うかパッと目覚められたようなスッキリした気分です。

最後に、今回のまとめ

10年間、意識的に封印していた「アーティスト」という言葉をここで刺激されるとは思いませんでした。
10年前のボクは「アーティスト」という言葉の表面だけに反応していたので、「〜ではない」と思うくらいがちょうど良かったのかもしれません(汗)
今なら、バランスをとりながらいけるかなって感じもします。

今日から、アーティストって言っちゃおうかなw

モバイルボヘミアンは、「今」に疑問を持っている方や「変化」を求める方にはとてもおすすめできる良書です。
ボクが個人的に大好きなのはP105からP111のパートですね。
この数ページを読んで、自分の考えがパッと開けた感じがしました。

興味のある方は読んでみてくださいね。
それでは、今回はこのへんで。

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