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yama
ひとり広報・デザイナー
デザインがちょっと得意な静岡県民。趣味はカメラと写真。将来はフィンランドに移住し、オーロラを撮影したいと本気で思っている2児の父。
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ちきりん著「自分の時間を取り戻そう」を読み、生産性の実験をした結果と検証

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こんにちは、yamaです。

ちきりん著「自分の時間を取り戻そうーーゆとりも成功も手に入れらるたった一つの考え方」を読んだ感想をまとめます。

今回は、この本を読みつつある実験を行ったのでそのレポートも合わせて紹介します。

目次

生産性をあげることがテーマ

生産性、、社会人であればどこかしらで聞いた言葉ですね。
特にものづくりに従事している方であれば、日常的な言葉でしょう。
人によってはあまりにも言われすぎて、思考停止したくなる言葉かもしれません。

本書では、社会人も主婦も学生も関係なく、社会全体の生産性をあげることが重要であり、すでにその流れは始まっていること。
そして、今後これまでにないほどの速度で「高生産性」が進むと書かれています。

まず、生産性とは何でしょう?

生産性とはあくまで「自分が手に入れたいもの」をいかに少ない投入資源で手に入れられたか、という指標です。

そして、生産性を高めるとは、

「生産性が上がる」とは、あらゆる資源の活用度合いが高まること、あらゆる資源が、今までより有効に使われ始めることを意味しています。

ここで言う資源を一般的な生活に置き換えれば「時間」「労力」「お金」となります。

要は、インプット(投入した時間・労力・お金)に対するアウトプット(成果)を最大限に高めることが、生産性を高めるということです。

超ありがちな「生産性のあげ方」

生産性をあげる。この言葉で怖いのは先のアウトプットだけに目がいきがちなところでしょう。
売り上げを上げるために、キャンペーン期間だから、、、と残業するって定番化してますよね。

これは完全に間違いです。

残業をして、その分売り上げを上げる。
確かにアウトプット(成果)は増えていますが、その分インプット(労力と時間)が増えているのです。

  • インプットを減らし、アウトプットを増やす
  • インプットはそのままに、アウトプットを増やす
  • インプットを減らして、アウトプットは維持する。

これが生産性を高めるアプローチの基本です。

効率を上げるとは違うのか?

本書では、実社会のシチュエーションを例に生産性を高めるノウハウがまとめられています。
それらを読みつつ、自分の中で比較していたのが「効率を上げる」という言葉です。

効率を上げる。これもよく聞く言葉です。
みなさんは同じ意味だと思いますか?

ボク個人の認識では、「生産性を上げる」ための手段の一つが「効率をあげる」というイメージです。
でも、実際に会社で言われる効率をあげるって、こんな認識で言われませんか?

彼らの多くは「体を速く動かすこと」が生産性の高い働き方だと思っています。たとえば眼球を速く動かして書類を(10分ではなく)5分で読むとか、指を速く動かして、資料を(1時間ではなく)40分でタイプするのが、生産性の高い働き方だと思っているのです。

自分の会社の事務員さんが言われている言葉そのままだなって思いました。

本書にも書かれていますが、これらの方法には限界があるわけで、業務が拡大すればさらに時間や労力をつぎこまなければ成立しないわけです。
これでは全員が息切れして企業としても先細りであることは容易に想像できます。

これは、インプットの大量投入でアウトプットを増やす考えであり、効率や生産性の認識の違いからこのような指示が出るのだと思います。

ボクが思う効率を上げるとは、同じ作業でも手数を減らすとか、その作業のやり方を変えるとかそんな感じです。
その結果が生産性を高めるのだと思います。そんな認識です。

月収100万を目指した結果、最悪の生産性を達成した実験

実は、この本を読みあげるのに3ヶ月以上の期間を要しました。
本の内容がつまらないとか、異常に本が厚いからといった理由ではありません。
冒頭の数十ページを読んだ時点である実験を行ったのです。
それが、

瞬間風速的に月収100万を達成する

という実験です。

アウトプット(成果)=月収100万円に対するインプット(時間、労力)がどのように投入されるかを検証したのです。

1ヶ月の総収入を100万円とすると、ボクの場合、給料以外に60〜70万の別収入を確保する必要がありました。
給料の明細まで載せるわけもいかないので、今回は別収入の目標を65万円として計画。
検証期間は2017年4月1日から4月30日までの1ヶ月、別収入は個人の仕事などの成果です。

これだけを条件として検証しました。

インプットの大量投入が今の自分の限界

結果から言うと、アウトプットは達成しました。
4月の個人収益が65万円弱、それに給料を足す事で瞬間的に月収100万円となりました。

では、どうしたのか?
答えは簡単で、単純にインプット量(仕事量)を増やしました。

  • WEBサイトの作成を2本(デザインとコーディング)
  • リーフレットの作成を数本(デザインと印刷手配)

これらの仕事を勤務時間以外の全てに充てました。
内訳としてはWEBサイトの作成が1本20〜30万程度、リーフレットが数万円って感じです。

ちなみにこんなタイムスケジュールで一日を過ごしていました。

yama

仕事しかしてません(汗)

8時から19時半までが勤務時間。帰宅後21時から24時までと、朝4時から7時までを自宅作業の時間にあてました。
勤務時間内に作業はできませんから、1日の作業時間は6時間程度。足りない時間は休日を丸々作業時間にあてました。
空白部分は出勤時間、帰宅時間(夕食、子供達の寝かしつけ)って感じですね。

今回は実験的に行ったので、仕事のかき集めは4月以前に行いました。
4月に依頼から探していたのでは到底無理ですからね。
作業から納品までを4月に集中させて、瞬間的に月収100万円を無理矢理作り出したのです。

生産性の実験をやってみてどうだったか?

表を見てもわかるように生産性としては最低です。
だって、ずっと仕事しているんですよ。その間にブログも更新しましたが、4月は4記事しか更新していません。
まあ、当然ですよね。それでもよく書いたもんだと思います。

実はこのスタイル、本書でも紹介されているフリーランスの方の仕事のやり方に似ています。
とにかく貰える仕事を全て請ける。
そして、多量の時間と労力で成果を出すという方法です。

この1ヶ月で強烈に消耗しました。
以前、長時間労働に関する記事を書きましたが、その頃以上の労働時間を費やしました。

もちろん、より生産性の高い成果を出す方法はありました。
インプットに対するアウトプットの比率が生産性なわけですから、その比率を調整するのです。

インプットを減らし、アウトプットを増やす

1本の仕事を高単価にして労力を減らすことで生産性は上げられます。
今回の例でいえば、これが最も現実的な対策だったと思います。
ですが、今回はしませんでした。
理由は、現在の状況でどうなるかを実験したかったからです。

インプットとアウトプットを減らす

極端な話、追加の仕事を1つも行わず、給与のみのスタイルの方が生産性が高いとも言えるのです。
これは投入する資源を「時間」に考えるとわかりやすいかもしれません。

1ヶ月間、睡眠と仕事だけに割当てる生活の生産性が高いとは到底思えませんよね。
その間、家族との時間もほぼ「ゼロ」、やりたいことも何もできない。

消費した時間は戻りません。
何でもお金に換算できればいいってもんじゃないわけです。

資源とはお金や労力だけでなく、最も貴重なのは「時間」なのかもしれません。

最後に、今回のまとめ

今回は擬似的にフリーランス状態を作って、全ての時間を労力とお金に換算するという実験を行いました。
その結果、月収100万円を生み出すことは可能であること、そして今現在のやり方ではこれが限界であることがよくわかりました。

だって、この方法を突き詰めていくと「24時間働く」のが利益の最大値ってことですからね。

恐ろしいw
もちろんボクの出来が悪いだけで、同じ仕事や、やり方でもボク以上の成果をあげる方はいるでしょう。
それでも最大値は24時間働くしかありません。
それを数ヶ月、数年と続けるのは不可能です。

今、AIの導入等により社会全体が高生産性に向かおうとしています。
そんな大きな変化の時に現役で働くボク達はいやがおうにも変わることが求められます。

さあ、みなさんはどうします?
ボクは今回の実験をもって、生産性を意識した働き方にシフトしていきます。
もっと言えば、これまで主であった「デザインの仕事」の比率も落としていきたいと思います。

それでは、今回はこのへんで。

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